優しさは連鎖する!ワークショップデザイナー・西村菫が「場づくり」で大切にすることとは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第821回目となる今回は、ワークショップデザイナー/ファシリテーターとして仕事をされている西村 菫(にしむら・すみれ)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

ドイツへの留学時代の「居場所がない」という経験から、「場づくり」に携わるようになった西村さん。場づくりで大切にしていることや、新卒フリーランスとして仕事をしていくうえで気をつけていることについて語っていただきました。

英語学習に熱中し、リーダーを買って出た中高時代

ーまずは簡単に自己紹介をお願いいたします。

西村 菫(にしむら・すみれ)です。社会人2年目で、大学を卒業してから就職活動をせず、新卒フリーランスという生き方を選択しました。場づくり、チームづくり、ファシリテーションが好きで、今は場づくりを軸にフリーランスとして、いろいろなプロジェクトに関わっています。

ー西村さんはどんな幼少期・学生時代を過ごされましたか?

小さい頃から活発で、ゲームは全然せず外で遊ぶことが大好きでした。幼少期からみんなで何かをするのが好きで、班長をやったり、中学生では学級のリーダーをやったりと、リーダーをすることが多かったです。

小学校5年生のときに、海外の人たちと交流するワークショップに参加して、そこから国際交流や英語に興味を持つようになりました。中学・高校在学中、勉強自体はあまり好きではありませんでしたが、英語の勉強だけは好きで英語ばっかりやっていました。洋楽にハマっていたので、歌詞をちゃんと理解したくて、歌詞を書き写してみたり、歌詞の意味を調べたりしていました。

挫折したからこそ、自分にできることを考えるように

ーその後大学では英語学科に進学されたんですよね。

そうです。上智大学の英語学科に進学しました。高校までは自分の英語に自信を持っていたのですが、大学に入ってみると、留学を終えている子や帰国子女のようなネイティブレベルに英語を話せる人ばかりだったので、すっかり自信を失ってしまいました。授業中発言したくない、というふうになってしまいましたね。

ーその挫折をどのように乗り越えられたのでしょうか。

2つあります。まず1つは準備できるものをひたすら頑張りました。例えばディベートの授業などで発言するのは難しいので、スピーチや台本を準備できるプレゼンテーションに力を入れるようになりました。

もう1つは英語を諦めたというか、英語にこだわらなくてもいいかな、と思うようになりました。英語圏に留学しようかなと思っていたのですが、英語では上にいけないと思ったので、英語圏じゃない場所に留学しようかなと考えたり。大学外の活動にも力を入れるようになりました。

ー大学外ではどんなことにチャレンジしていたのですか。

学生ミュージカルをやったり、海外のパフォーミング団体による音楽のワークショップの学生ボランティアをしたり、地元でカフェのアルバイトもしていました。学校よりも学校外の生活が充実していた大学時代でした。