事業マネージャーとなり自分や周りのイキイキが大切だと気づく
ー株式会社NOKIOOで、どのような流れで事業マネージャーとなったのですか。
ユニットリーダーだった私は、上長の退職を機に事業マネージャーとなりました。
事業マネージャーを始めた頃は散々な結果でした。それ以前は、窮地に追い込まれると自分にむちを打って、ものごとを成し遂げていました。そのスタンスでチーム運営をしてしまったことが原因だったように思います。
「誰かの期待に応えなければならない」という義務感から、身を削って働くことを自分に強いていたように感じます。
ーそのような状況から、どのように改善していきましたか。
一人で決めるのではなく、チームのみんなで考えるよう心がけました。弊社のようなベンチャー企業は、どうしても移り変わりが激しい部分があります。目標の乗り越え方やメンバーのやるべきことは、チームで相談するようになりました。
会社からつけてもらった外部メンターとの対話を通じて「誰かからの期待のために何かを為すのではなく、自分がどうありたいかを考え何かを為すことが大切。体をダメにしてまで何かをしなくても良いということ」をやっと理解しました。
そう、誰も私に、こうあって欲しいを求めてはおらず、勝手に自分で作っていただけだったのです。
またベンチャー企業のマネージャー向けのスクールにも通い、目標設定や権限の付与のしかたやマインド面を学びました。ベンチャー企業のマネージャー同士で壁打ちを行い、一人で抱え込まずに悩みを相談できたのは大きな収穫でした。
ー仕事を通して今後やりたいことはありますか。
自分らしく生き生きしながら、他者の自分らしさも大切にしていきたいです。
私は企業や人のブランディングに関心があるので、企業の軸を大切にしたブランディングをしていきたいです。会社の見せ方が変わっただけで、働く人が笑顔になったり、商品の認知度が上がったりすることにやりがいを感じます。
またチームで働くことが好きなので、自分の率いるチームを強くしたいです。育休に入るメンバーに「吉田さんがいるからまた戻ってきます」と言ってもらえたことがありました。ベンチャー企業のような厳しい環境でも、温かい関係性の中で働くことができたら幸せです。
周りの求めるものではなく、自分の幸せを追い求めよう
ー最後にU-29世代にメッセージをお願いします!
「自分はうまくできている」と言い聞かせている時ほど、誰かに相談することをおすすめします。
私は仕事に力を入れすぎて、半年に1回ほど体を壊していました。それでも成果を出せていれば嬉しかったんです。体や心に異常が来てるのに、それでいいと思っている人はそんなにいないですよね。
追い詰められている自分を客観的に見ることは難しいですが、成熟した人やコミュニティとの対話が、自分に気づくきっかけになるのではないでしょうか。自分らしさを認められることが必要だと思うのです。
また仕事を通して成果を上げることよりも、自分や周りが生き生きできることが幸せだと気づきました。誰かが期待する自分でなくても、自分らしく生きている自分でも、受け入れてもらえることを経験できました。
「周りが求めている自分ではなくても周りは気にしないし、自分が幸せであればいいんだよ」と伝えたいです。
ーありがとうございました!吉田さんの今後のご活躍を応援しております!