デジタルデトックスで人生が変わる!?糸山勇斗が語る5つの変化とは

デジタルデトックスで人生が変わる5つの効果

ー心身ともに疲れてしまったときにデジタルデトックスに出会い、人生が変わったということですが、具体的にどのように変わりましたか?

具体的に大きく変わったことは以下の5つです

・睡眠の質の改善

・眼性疲労の改善

・体調に敏感になる

・人間関係が良くなる

・ジャンクフードの食欲減少

1つめの睡眠の質が改善することについて。これは人生に大きな影響を与えると思います。しっかり寝れると疲れが取れる。日中の活力やモチベーションが高まりやすいですよね。

眠気がないので生産性、集中力も上がります。スマートフォンを寝る2時間前からは触らないとか、寝室に持っていかない。これらの取り組みで、睡眠の質が上がったと思います。

2つめの眼精疲労の改善には、 目にダメージを与えないような取り組みが大切です。眼精疲労から来る肩こりとか、眼性疲労を改善することで副次的に別の体の不調も治ったりします。

3つめの体調に敏感になることについては、朝散歩するときにスマートフォンをあえて持っていかない。いつもスマートフォンに意識がいっていたものが、自分の体に向くようになります。

「今日は体調悪いかもな」「体重いかな?」と気がつく 。そうすると早めに対策がとれて、ひどく体調を崩したり、風邪を引いたりすることはもちろん減ります。

4つめの人間関係が良くなることについては、 特に身近な人との関係ですね。自分の場合は妻です。スマートフォンを普通に触ってる時間を妻との会話にあてる。

対面で会話をするとき、スマートフォンが目に入るところにあると、相手に対して興味関心が低くなるという実験データがあります。食卓にスマホを持っていかないルールを、家庭内で作るといいと思います。

5つめはジャンクフードの食欲が減ったことについて。先ほどのスマートフォンやパソコンとの付き合い方をしっかりと見直していくと、ストレスが減ります。ストレスを抱えると、カロリーが高いものを欲してしまうので。

あとは広告を目にしなくなったことです。無駄にSNSをみていると、例えば

「セブンイレブンで新しいスイーツが出ました」

という広告が飛び込んできたり、友達の投稿する飯テロだったり。夜中にSNSでおいしそうな料理をみて食べたいと思うことがなくなる。

以上の5つが自分の人生に大きなインパクトを与えてくれました。

ーデジタルとの付き合い方を気にするだけで、こんなにもいいことがあるのですね!例えばすぐにSNSを見てしまうことに対して、具体的なアドバイスはありますか?

アプリサービスに対するアプローチと、デバイスに対するアプローチと両方あります。

自分の例でお話しすると、アプリ自体をスマホから消してしまいます。

いざとなればブラウザからログインできるので、 アプリを消すこと自体は何の問題もないと思います。ログインしないといけない行動のハードルが高くなることで、スマホの頻度が低くなる。

以前はInstagramのストーリーをよくみていたんですよ。でも、友達の近況は会ったときや電話したときなど、直接コミュニケーションを取るときに聞いた方が盛り上がると思ったんです。

「最近こういうことあってさ!」みたいな。「それインスタでみたよ」ではなく、その場で写真みせてよって会話の方が盛り上がると思います。

デバイスに関しては、21時以降はみないと決めています。あとは寝室にスマートフォンを持っていかない。

使う場所、時間を自分でルールを決めて制限をしてみる。あとはスマホの画面を白黒にすることですね。

デジタルは味方であり、これからは共存が必要

ーデジタルデトックスアドバイザーとして最前線にいる糸山さんでも、デジタルの向き合い方で課題はありますか?

デジタルデトックスは個人によって最適な取り組み方があるんですよね。自分は決してデジタルが悪だとは思っていなくて。デジタルっていいものだよね、味方だよねと思ってます。

デジタルのおかげでここまで文明は進化してきたし、自分たちが豊かに生活できてるのはこのテクノロジーのおかげじゃないですか。

だから共存をしていかないといけないと思うんです。個人がデジタルとの最適な距離感を見つけていく必要があるんですよ。

「自分は21時以降触らないようにして体調がいいけど、あなたはもしかしたら20時以降触らない方がいいかもしれない」みたいに。

人によって違うので、最適解をどうみつけてサポートがしていくか、今後研究していかないといけないと思っています。

ー最後に糸山さんの人生観についてお伺いしたいです。糸山さんがこれまで大事にしてきた、またはこれから大事にしていきたい価値観を1つ教えていただきたいです。

まずはデジタルデドックスアドバイザーとして、やはりデジタルとの共存をしていく必要があるという考え方をお伝えしていきたいです。

自分の人生の価値観は、決断の話にまた戻っちゃうんですけれど。正しい決断とか、間違った決断っていうのはない。その決断を正しいものにできるのかは自分次第だと思います。

そのときに存在するのは、正しい決断か間違った決断かではなく、早い決断か遅い決断かしかない。早く決めて、その決断をした自分に感謝できるような行動を取ったらいいんじゃないかなと思ってます。

ーありがとうございました!糸山さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:黒澤朝海(Twitter
執筆:田中タツ(Twitter
デザイン:安田遥(Twitter