デジタルデトックスで人生が変わる!?糸山勇斗が語る5つの変化とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第794回目となる今回は、デジタルデトックスアドバイザーの糸山 勇斗(いとやま・ゆうと)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

スタートアップ企業でリモートワークをしながら、デジタルデトックスアドバイザーとして活動されている糸山さん。留学や起業を経験したのち、いかにしてデジタルデトックスと出会ったのか。デジタルデトックスの可能性についてお話を伺いました。

英語が嫌いだったが、高校卒業後はカナダへ留学

ーまずは簡単に自己紹介をお願いします。

東京にある「株式会社リチカ」というスタートアップ企業で働いている糸山勇斗と申します。住まいは山口で、現在リモートワークで働きつつ、デジタルデトックスアドバイザーとして個人でも活動しています。

ー学生時代はどのように過ごされましたか?

中高生時代はいたって平凡な学生でした。高校はパソコンを学べる点や、男子校が楽しそうだったという理由で佐賀県の工業高校へ進学しました。

高校卒業後は、福岡の大学になんとなく進学しようと考えていましたが、父親から「海外の大学にでもいってみたらどうだ」と言われたんです。

学生時代、英語の授業は「昼寝の時間」と思っていたくらい、英語は大嫌いでした。しかし結果的にそんな自分の進学先がカナダの語学学校になりました。

ーこれまで海外という選択肢がなかったにもかかわらず、カナダ留学を選択された理由や背景はどんなものでしたか?

海外に行くほうが成長できると思ったのが理由です。

日本の大学と海外の大学に進学するメリット、デメリットを書き出してみました。日本の大学に行けば友達もできたり、サークルに入ったりと楽しめるイメージができました。

はじめて父に海外を勧められたときは、英語が嫌いだし「海外なんて無理!」と思ったんです。しかし、海外留学について調べていくなかで、より自分が成長できそうだしチャレンジしてみようかなと徐々に思うようになりました。

あとは何より、海外に行くってかっこいいなと(笑)。

ー大きな決断だったと思います。このような大きな決断は初めてでしたか?

今後の人生に影響を与える大きな決断は初めてでした。自分はよく「行動力があってすごいね」「よくそんなことができたね」と言われます。

どの道に進むか岐路に立ったとき、悩んでいるそのタイミングではどの道が正解かなんてわからないと思うんです。

正しいか間違いかではなく、決断が早いか遅いかの違いだけ。決断した道をあとで振り返ったときに、「あの決断は正しかった」と思える努力をすればいいと思っています。だからカナダに行く決断もあまり悩み過ぎなかった。

その決断が正しいか間違っていたか、それは決断後の自分の行動次第。早く決断して、この道でよかったと思える行動をすればいいと思っています。

ー実際にカナダでの生活はどうでしたか?

本当に大変でした。英語ができないのに英語を使って英語を教わりますからね。5段階で1番下のクラスでしたが、家に帰ってからも宿題以外にも勉強を頑張りました。

飛び級試験があり、成績がよかったら2段階上のクラスに上がれるのですが、自分はその飛び級に成功することができました。その後も着実にステップアップし、最後は現地の大学のビジネス学部へ入ることができました。

ー本当に一生懸命英語の勉強をされたのですね。ビジネス学部に入られましたが、当時からビジネスに興味があったのですか?

自分で事業を立ち上げたいという思いがあり、ビジネス学部に決めました。父が会社経営をしていたので、その背中をみて育ったことが理由かと思います。

ーその大学生活はどんなものでしたか?

大学は1ヵ月ほどで辞めてしまいました。田舎の森に囲まれた大学で、最初のビジネスの授業を受けたときに、ふと思ったんです。

「自分はこの森に囲まれた大学の狭い教室で、4年間も机の前に座って過ごすのか?」

そう考えたときに、なによりビジネスで成功するイメージが湧きませんでした。ビジネスを学ぶために、成功させるためにこの学部に入ったのに。

「あれ、これでいいのかな」と思ってしまって……。

それならビジネスを最も学べる方法は何かと考えたとき、学ぶ手段は大学に通うことだけじゃないなと思いました。

結論、いちばん学べるのは実際に自分でビジネスをやってしまうことだと思い、大学は辞めて日本に帰ることにしました。

ー帰国してからは、すぐに何かビジネスをされたのですか?

高齢者の買い物代行や草むしりなどをする便利屋さんを個人事業主で最初に始めました。しかし、こちらはうまくいきませんでした。

それから5年間ほど、たくさん行動と決断をして、さまざまな経験をしました。ある社長さんの弟子として働いたり、ある企業のYouTubeで140人のチャンネル登録者を14万人まで増やしたり。

そしてついに、YouTube集客での結果をもとに法人化して25歳で起業もしました。

ただ、自分が社長となると上の立場の人からの刺激が減り、成長が止まりそうに感じてきて。何かを成し遂げる達成感を共有できる仲間が欲しいと思ったんです。

そこで今働いている株式会社リチカの社長に、TwitterでDMを送りました。この会社については数年前から知っていて、会社の文化や代表の考えに感銘を受けていたことを思い出したんです。そして無事に採用していただき、現在に至ります。

ー本当に決断のスピード感がすごいですね!では現在の企業に就職されてからのお話を聞かせてください。

就職してからも、自分の事業を副業というかたちで取り組んでいました。リモートワークだったのでとにかく終日パソコンと向き合う日々が続きました。

その生活の影響で眼精疲労や心身ともにストレスを抱えてしまい、体調を崩してしまったんです。その時期に何かでデジタルデトックスという存在を知りました。

どうやらデジタルデトックスについて学べる資格講座があると知り、学び始めたんです。毎日継続してデジタルデバイスの付き合い方を考えました。