得意なところで成果をあげる!CEO赤川嘉基が考える強みの伸ばし方

ノウセツで自分のことを知り、得意なところを伸ばす

ー現在、株式会社actorではどのような事業を展開しているのですか。

脳医科学を使って社員の脳と話すプログラム『ノウセツ』を展開しています。日本最大級の『ロケットピッチ』で優勝し、『ノウセツ』を知っていただける機会を設けられた結果、問い合わせが増えて契約にも結びついている段階です。

最近では薬局からもお声がかかって導入が決まり、人事部門を任せてもらっています。また、企業のビジョン・ミッション・バリューを定義し、スタートアップや大手企業の中長期の成長を見据えた経営の戦略立案もおこないました。

その他、マーケティングとPRの戦略に基づいた施策運用の全面的なサポート、Webデザイン含め運用コミュニケーションの設計もしています。

ー脳医科学のジャンルで進めていこうと思ったのは何か手応えがあったのでしょうか。

就職活動する上で自己分析がありますが、「果たして合っているのか?」と疑問があったのです。自分が本来どのような性格で、どのような職業が向いていて、どのようなことをやりたいのかわからない人が多くいます。

「わかるきっかけ」をビジネスとして発展できるのではないかと自問自答して考えた結果、今のサービスに行き着きました。いろいろなツールがある中で、正しい視点で自分を見たかったのです。

多くの人に経験してもらえれば就職しやすい環境になりますし、自分のやりたいことが仕事にもなります。強みを伸ばしてもらえたらいいなと思い、ビジネス展開を始めました。

ーサービスをリリースする際、不安はありましたか。

いいサービスでも、使う人たちがどのように手に取るかが一番の問題です。メンバーと戦略を練りながら考えました。

「大手企業ではなく中小企業なのか?」「中小企業の中でも誰にアプローチするのか?」「使ってもらうにはどのような言い方が一番いいのか」細かく戦略を練ったと思います。

ー実際に起業してみていかがでしたか。

独立は意外とできます。一歩踏み出すか踏み出さないかの違いです。ただ、自分の会社を持つとなると利益を上げなければ生きていけないので、ひたすら考えることが多くなります。

恐れや不安、恐怖は少なからずありますが、境界線を超えるか超えないかだけだと思います。

ーマーケティングやプロモーションではどれくらい成果が出せるのかお客さんから聞かれると思います。赤川さん自身はどのように価値を出していこうと考えていますか。

広告とPRは違いますし、一方的なのかコミュニケーション施策を取るのかでも異なります。一つの物やサービスにおいて「なぜその人がそれを選んでいるのか」が重要です。

いくら良いサービスでも手に取らない理由はあるので、「なぜ選ばれないのか」を掘り下げて考えています。

ー「なぜ選んだのか」と「なぜ選ばなかったのか」、綿密なコミュニケーションの上に成り立っていると感じます。

コミュニケーションなしではできないと思います。話さないとわからない部分でどれだけ寄り添ったり、違うものは違うとはっきり言ったりするのが大切です。違った方向に進んでいきそうなときにただ聞くだけなのは間違ったやり方だと思います。

強みを生かして企業の課題解決に取り組む

ー赤川さんは物事をポジティブに捉える印象を受けましたが、何か工夫をされているのですか。

僕自身失敗の概念がありません。「失敗が大事」とよく言われますが、失敗する前に対策を打つ察知力はあるかもしれないです。今後もしかしたらいろいろな失敗をするかもしれませんが、失敗をする前にどのような対策を打つのか予防は考えていると思います。

突き進まなくてはいけないリスクも背負いながら、どのように対策していくのかは、自分なりに考えているつもりです。失敗と捉えてしまうと、怖くて何も動けなくなる可能性もあるので、失敗と捉えないように心がけています。

ー赤川さんの今後の展望について聞かせていただきたいです。

バリュークリエーションのミッションを抱え、企業に対しての価値付加価値をどれだけ見せられるか常に考えています。actorのロゴは鍵になっているのですが、企業の課題といった鍵穴を私達が第一人者として、鍵を開けに行くのがミッションです。

脳医科学の『ノウセツ』で導き出し、どうやって解決してさらにどれだけ付加価値に変えていくのかを、いろいろなところでやらせてもらっています。

いろいろな人を巻き込んでコミュニケーションを取りながら進めるのは自分の強みでもあり、やりたいことでもあります。高い目標は掲げていますが、まずは一つひとつ目の前の課題解決を相手ファーストで考えながら、1個1個階段上っていきたいです。

高い目標のためにどうするのかも大事ですが、まずは目の前の仕事をちゃんとおこなうことだけ考えながら毎日過ごしてます。クライアントの目の前の課題を解決が、今一番私達に求められている使命かと思います。

ー本日はありがとうございました。赤川さんの今後のご活躍を応援しています!

取材:和田晶雄(Twitter
執筆:ひろむ(Twitter
デザイン:安田遥(Twitter