人との出会いが人生を変える。福島香里が夢を実現させた方法

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第645回目となる今回は、福島香里(ふくしまかおり)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

フリーランス株式会社で営業や採用ディレクション、コミュニティ運営に携わっている福島さん。人との出会いを大切にして、さまざまな環境に飛び込むことで自分の進む道を切り開いてきたお話を伺いました。

自分の殻にこもっていた内気な幼少期

ーはじめに自己紹介をお願いします。

福島香里と申します。フリーランス株式会社で営業やディレクション、採用を担当しています。コミュニティの運営にも携わり、イベント企画やファシリテーションなども行っています。

ー福島さんのこれまでについて教えてください。幼少期はどんな子どもでしたか?

内気で人見知りでした。自分から声をかけるタイプではなく、友達も全然できませんでした。

クラス替えの時だと、がらっとメンバーが変わるじゃないですか。あれが本当にストレスでしたし、学校生活に馴染めた記憶はあまりないですね。

ー意外にも人との関わり方に苦手意識をお持ちだったのですね。

母の影響を強く受けていたと思います。自分と同じように人間関係で悩む母の姿を見ていました。母子家庭だったこともあり、上手な人との関わり方が全然わかりませんでした。

ーそんな福島さんですが、高校生の時にひとり暮らしに憧れを抱くようになったそうですね。何かきっかけはあったのですか?

母の影響を受けずに自分の生活を送りたかったからです。自分の部屋がなかったので、母のスケジュールに合わせて過ごしていました。朝が早くて、9時や10時には寝ていましたね。私としてはもっと勉強や読書をしたいと思っていました。

少し時間はかかりましたが、社会人2年目で念願のひとり暮らしができて嬉しかったです。

人と話すことで知見の広がりを実感

ーお仕事の話を伺います。高校卒業後はどのようなお仕事をされましたか?

鉄道会社で車掌をしました。鉄道は好きで、かっこいいなと思っていましたが、まさか鉄道会社の道に進むとは思っていませんでした。

ー鉄道会社で働きたかったわけではなかったのですか?

もともとは地方公務員や県職員になり、地元に貢献したいと考えてました。毎週末に開催されていた公務員試験対策講座に通って勉強していましたね。

ですが高卒の公務員志願者は多く、倍率が10倍近くあるんです。試験に落ちたらフリーターやニートになるのではないか、と心配になりました。

結局不安が拭えずに公務員を諦めて、鉄道会社への就職を選びました。学校にきていた求人の中で、興味を抱いたのが鉄道会社でした。

ー公務員への道を諦めて、後悔はありませんでしたか?

入社したばかりの頃は、とても後悔しました。周りが男性ばかりの環境は今までなかったですし、公務員への思いが強くて試験を受ければよかったとすごく思っていました。

ー鉄道会社で働かれてから、次第に変化があったそうですね。

まず、色んな方とお話する機会が増えました。社内だと10歳近く年上の方とか40代〜50代の方とか。

夜勤後には、会社のメンバーで遊びに行く機会が多くありました。これまで人との交流が少なかったのですが、誰かとご飯に行ったり遊んだりすることに楽しさを感じるようになりました。

人と関わりが増えるにつれて、自分の知見を広げられると学びました。社内から飛び出し、大学生が主催しているサークルにも参加して、多くの人と交流を深めました。

ーサークルではどのような活動をされたのですか?

自分でイベントを企画するというより、開催されるイベントにたくさん参加していました。体育祭のようなイベントや、クリスマスのビンゴ大会に参加しましたね。