はじまりは勇気ある一歩から!チャレンジングに活躍するTikToker・中原優実の想い

カンボジアのゆったりとした雰囲気が自分にあっている

ー2回目の東大受験を終えて、どのような進路を選択されたのでしょうか?

2回目の受験では私立大学も受けていなかったので、これから先どうするべきかを色々調べていました。そのなかで偶然、カンボジアの『キリロム工科大学』を知りました。

キリロム工科大学はずっと座って講義を受ける大学ではなく、インターンを重視している学校だと知り、すごく興味がわいたんです!結果的に、キリロム工科大学を受験し、入学することに。

当時、IT系の学科と国際ホスピタリティ経営学科の2種類があったのですが、私は断然文系脳なので国際ホスピタリティ経営学科を選択しました。

ーすごいですね!カンボジアへ渡航することに対して不安はなかったですか?

幼い頃から海外慣れしていたので、渡航することに不安はありませんでした。ただ、カンボジアへ行くのははじめてだったので「どんな国かな?」と気になってはいましたね!

ー実際にカンボジアの大学へ通ってみていかがでしたか?

カンボジアでは英語が通じるのでコミュニケーションには問題はありませんでしたし、何より文化の違いが面白くて、すごく楽しい時間を過ごしています。

あとは、カンボジアの人たちが本当に温かくて、人の優しさにふれることができてうれしいです。

ーきっと、中原さんにとって相性のいい国なのでしょうね……!

そうですね。実は、日本に帰国したときにコロナが流行ってしまい、1ヶ月だけのつもりだった滞在が1年強までのびたことがありました。

その期間に感じたのは、カンボジアのゆったりとした日常が自分にあっているということです。日本もすごく大好きなのですが、ずっと日本で暮らしている自分は想像できなくて……。カンボジアの温かさや時間の流れは私にピッタリなのだと思います。

勇気あるチャレンジは必ず将来につながる

ーここからは、現在の活動について触れていきたいと思います。TikTokでカンボジアの文化やクメール語について発信しようと思ったきっかけはありますか?

もともとTikTokを伸ばそうと思っていたわけではなく、ただカンボジアの文化の違いや、私がクメール語を勉強している記録を残そうと思ったことがきっかけです。

はじめて投稿したクメール語での自己紹介動画の反響が大きく、せっかくなら継続してカンボジアのことを発信しよう!と考えました。

ーなるほど!TikTok活動について今後の目標はありますか?

これまで通り、カンボジアの人にも、TikTokをみてくださっている人にも想いが伝わるコンテンツを作っていきたいです!

ー現在、インターンも並行して行なっているとのことですが、インターンについても詳しく伺ってよろしいでしょうか?

はい!インターン先は日本のコンサルティング会社です。主に、会社が開発したツールのマーケティングに携わっており、商談などに出席しています。

フルリモートの会社なので、カンボジアからインターン生として活動させていただいています。

ーなぜ、日本の会社でインターンをしようと思ったのでしょうか?

私は会社のサービスよりも、代表の想いや人柄に惹かれてインターンを決めました。実際にインターンとして活動するなかで、より会社への愛着を持つことができています。

将来的にはこの会社に就職したいという目標があるので、まずは大学生活とインターンをもっと頑張っていきたいです!

ーすごいですね!3つ目の活動であるSNSマネージャーについても教えてください!

カンボジアで日本人の方が経営しているラーメン店があり、そこでSNSマーケティングに携わっています。写真撮影から投稿まで対応しており、実際にスタッフとして勤務もしています。

もともと、英語・日本語・クメール語を使って接客や発信をすることに興味を持っていたのがきっかけですね!

ーかなり幅広い活動をしていて、チャレンジングだなと感じました!最後に勇気を出してチャレンジするためのコツを教えてください。

チャレンジするとき、初めの一歩をなかなか踏み出せない人も多いかと思います。でも、初めの一歩さえ踏み出してしまえば、いつのまにかやってきたことが点と点で結ばれるんです。

チャレンジしてみて失敗したとしても、いつか必ず役に立つときがくると思います。絶対将来につながると思うので、まずは勇気を出して一歩踏み出してみてください!

ーありがとうございました!中原さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:武田健人(Facebook/Twitter
執筆:ともだ(Twitter
デザイン:安田遥(Twitter