出来ると信じるからこそ出来る。パラレルキャリアを実現する篠永信一朗が考える、夢を叶えるビジョン力

チャレンジするときには「できる!」と信じてみる

3足のわらじで、どうやってスケジュールを管理しているのですか?

やりくりのコツは、内容ごとに時間帯を区切ることです。一般社団法人の仕事は早朝や通勤・移動の時間で済ませて、日中は不動産デベロッパーの仕事をしています。夜には若手首長をめざす会などその他の活動の会を開き、他の時間で飲み会やサウナ、ゴルフなどの自分の趣味、友人との時間も楽しんでいます(笑)。

大学院入学後、コロナ禍に直面し苦しんだ2か月間は、まったく精力的に過ごせませんでした。周りを幸せにするためにはまず、自分自身も幸せでいられるようにと心がけています

今後の目標についても教えてください。

「誰からも愛されるまちをつくり、そこに関わるすべての人を幸せにする。」ことが夢です。そのために、今は3つのパターンの人生年表をつくっています。

1つ目は今の会社でキャリアを積んだ上で、首長になり政治の道からまちづくりをリードするパターン、2つ目はまちづくりに取り組む会社を立ち上げ民間の立場からアプローチを行うパターン、3つ目は現在勤める総合不動産デベロッパーや街づくり事業会社、大手企業でないとできないような全国の多くの地域を対象としてまちづくりに取り組んでいくパターンの3つです。

約15年間打ち込んでいた野球では、大会というゴールが見えていて、そこから逆算してスケジュールを組んでいました。この逆算思考を人生・キャリア観にも当てはめてみて、寿命から逆算した上で「何歳までにこれをしよう」と考えています。

ただ、この人生年表は3つとも50代後半からは同じルートを歩む予定です。まちの中にカフェバーをつくって、僕の大好きな珈琲とクラフトビールとウイスキーを提供したいんです(笑)。カフェバーの営業と同時にまちづくりスクールを開いたり、空いた時間で外部へのコンサルティングができたなら、また違った形での社会貢献もできると思っています。

やりたいことが見つからないと悩む人もいますが、そんな人たちへのアドバイスもお聞きしたいです。

実は学生の皆さんの進路相談に乗る機会も多いのですが「何をやりたいか分からない」と悩んでいる人も多くいらっしゃいます。

けど、話を聴いているとその人のバックグラウンドや性格から、なんとなくこういうことは合っている、合っていないということもわかってきたりと、みんなそれぞれ考えていることはあるんです。ただ、その中で本当にやりたいことを見つけるために活動していかないと、掴みに行くこともできないと思っています。

最後に、U-29世代へのメッセージをお願いします!

僕の座右の銘は「出来ると信じるからこそ出来る。」です。できる/できないはさておき、初めからできないと決めてしまったら何も達成できないと思っています。たとえ苦労したとしても、苦労すればするほど、最後にはいいものができると信じています。

ーありがとうございました!篠永信一朗さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:八巻美穂(Twitter / note
執筆:ひの
デザイン:高橋りえ(Twitter