自分の考えを持とう! Monoblog代表・Ryotoが貫く、失敗を恐れずに挑戦する人生

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第924回目となる今回は、Monoblog代表のRyotoさんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

高校2年生のときにMonoblogという団体を立ち上げたRyotoさん。ブログ上でガジェットの発信を継続しながら、現在は自分で新たなものづくりや配信にも挑戦しています。挑戦し続けたから今の自分があると話すRyotoさんが大事にする価値観や意思決定を紐解きます。

ガジェットの魅力や性能をブログで届ける仕事

ーまずは簡単に自己紹介をお願いします。

Monoblog代表のRyotoと申します。現在19歳で、高校2年のときにMonoblogという団体を立ち上げて活動しております。主な活動としては、ブログやSNS上でガジェットに関する情報を発信しています。

ーガジェットというと、具体的にどういった製品の発信をされているのでしょうか?

パソコンやスマートフォン関連の発信が多いですね。基本的にメーカーは問わず、網羅的に自分の観点で伝えるようにしています。

対象の読者は、同世代である10代〜40代の新しいもの好きの方です。ガジェットに詳しい方が欲しい情報や初心者の方にもわかりやすい情報を伝える努力をしていますね。

ー3年ほどブログ発信をされているRyotoさんですが、これまで一番印象に残っている発信はありますか?

AppleのiPhoneXが登場したときは衝撃的でした。それまで全画面のスマートフォンがなかったのと、顔認証が搭載されたのが一番印象に残っていますね。

ーガジェットのどんなところに面白さを感じられているのでしょうか?

日本初・世界初と言われている機能や画期的な機能が追加されたり、中身の部品が入れ替わったりする点は面白さを感じます。それに、ガジェットによって人々の生活や使い方が大きく変わるような場面も心躍りますね。

パソコンの面白さを知ったことで、人生が大きく変化した

ーここからはRyotoさんの転機を伺いながら、これまでの人生を振り返っていきます。まず最初の転機は、高校2年生の頃にブログを立ち上げたことだそうですね。昔からブログやパソコンに興味があったのですか?

いえ、高校に入学するまでは全く興味がありませんでした。転機のきっかけになったのは、高校で情報処理という部活に入ったことです。そこでパソコンにちゃんと触れて、タイピングを学んだ上でパソコンに興味を持ち始めました。

ーパソコンに最初に触れるタイミングって、いろんな操作があって難しいと思うこともあると思うのですが、そこに対する抵抗感やハードルはなかったですか?

そのときは、自分に合ったものがやっと見つかったと安堵した瞬間でした。まずはタイピングを学んだのですが、それにすごく夢中になったんです。速さと正確さが求められるタイピングを極めたいと思うようになり、パソコン操作もあわせて習得しました。

ーいいですね。ちなみに、当時のRyotoさんに影響を与えてくれた方はいらっしゃったのですか?

顧問の先生です。始めた当初はタイピングが上手くできなくて、顧問の先生に相談したんです。キーボードを全部隠した状態でタイピングすると、位置を完璧に覚えるようになるので上手になるよってアドバイスしてくれて。実際にその方法でやってみたら、今までの10倍以上速く正確にタイピングできるようになりました。

ー素晴らしいですね。パソコンに興味を持ち、タイピングも上達したRyotoさんがブログを始めるきっかけはなんだったのでしょうか?

顧問の先生はIT業界に精通しており、IT業界で起業した方を紹介してくれたんです。その方と出会って話すなかで、ブログを発信していることを知り、僕もブログやホームページ制作を学ぶようになりました。それに自分のパソコンが欲しかったので、お小遣いを貯めてiMacを購入しました。

ーそこからすぐに、Monoblogという団体を立ち上げようと思ったのでしょうか?

最初は団体や会社を起業したいとは思っておらず、まずは自分のパソコンを買ってブログを始めたいという気持ちでしたね。

高校生のときから一人で何かをやっていたタイプだったので、部員を巻き込んで行動を起こすよりかは、いろんなことをやっている周りのみんなを自分の力で驚かせたかったです。そのためにも、まずはブログを始めようと考えました。

ー実際にブログを始めてみていかがでしたか?

当初はブログが知られていなかったので、アクセス数は全然ありませんでした。アクセス数を増やすために、TwitterやInstagramなどのSNSを始めたのもこの頃ですね。それに、世界各国の人たちに読んでもらいたくて、日本語以外の言語もいくつか記載していたんです。ただ、次第に難しくなって途中でやめました。

ー試行錯誤した時期だったのですね。そこからある目標を達成したと伺いましたが、どんな出来事だったのかを教えてください。

最初、ブログのアクセス数を100にまで伸ばすという目標を立てていたところ、半年ぐらいで1万アクセスまで達成しました。SNSの力の大きさを感じた瞬間でしたね。

SNS以外にも、最初の頃は毎日5〜6本の記事を投稿したのも達成の要因の一つです。当時は学生で時間があったので、毎日継続してたくさんの記事を書くことを意識していました。

ー継続は大事ですよね。やはりそれだけ発信するのは情報収集が大事かと思うのですが、どのようにして情報を集めていたのでしょうか?

世界中でどんなガジェット製品があるかを徹底的にリサーチし、読者が知りたいと思う製品の情報をかき集めてブログに掲載しています。

商品の概要と写真だけ載せても、読者にとってはなんの商品かわからないので、いかに欲しいと思いたくなるような文章を書いて伝えられるかが重要です。

ーブログ発信のやりがいと、一方で大変だと感じていることを教えてください。

たくさんの人に読んでいただけているところで、ブログやSNS発信のやりがいを感じます。一方で、ブログは台本のようなものがないので、限られた文字数の中でわかりやすい内容の情報を自分の言葉で伝えるところに難しさを感じますね。