応援者を増やすことが、自分のやりたいことを続けるための近道。アオイエ代表、巴山雄太

アオイエを自己実現のインフラにしたい

ー今後挑戦してみたいことはありますか?

まず、アオイエを自己実現のインフラにしたいなと思っていて。

イメージとしては、Soft Bankの孫正義さんが「情報革命の資本家になる」と言っているんですね。実際に、世界中にある人工知能関連の事業に、ファンドを通して投資しているのですが、アオイエはその自己実現版がしたいなと思っています。

起業でもアートでもゴールは何でもいいのですが、「世の中の自己実現には、なんだかんだアオイエが関わっているよね」という世界にしたい。あらゆる自己実現のスピードを、早められる存在になりたい。

そのためにもアオイエを続けて、東京・京都・大阪だけではなく、もっと全国の都市圏に広げていきたいです。都心に出てきたタイミングで出会う方が多いのですが、「アオイエがあるから挑戦してみよう」という方を増やしたくて。

機会格差があり、なかなか思い切った挑戦をしにくいような地方の方々にも、アオイエの存在を知って希望を感じてもらえるように、これからは地方への認知拡大をがんばっていきたいなと思っています。

ー1年後はもっと大きくなっていそうですね。江の島FCはどうですか?

江の島FCは、昨年女子チームを立ち上げ、ジェンダーニュートラルなZ世代型サッカークラブとして大変反響をいただいています。なでしこリーグへの参入をかけた大切な1年になるので、藤沢市初のプロサッカーチームとして、より地域の方々に注目してもらえるようにしていきたい。

それからクラブの経営者として、スキル不足を感じることが増えてきたので、もう少し経営の勉強をしたいです。組織が成長していっても江の島FCを引っ張っていけるように、改めて経営や事業開発、マーケティングの勉強をしたいなと思っています。

インプットし直す機会を作って、江の島FCを一生続けていきたいと思います。

ー最後に読者の方にメッセージをお願いします。

1つは、自分のやりたいことがあるなかで、就職する選択は正解だったなと思っています。

今は1つの会社や組織で、やりたいことを全部やっていく時代じゃないと思います。会社で得るものと個人で得るものを分けることで、自分のなりたいものに近づけるように、キャリアを作っていけたらいいんじゃないかなと考えています。

それから、肩書きや名前などの外側だけではなく、「どうしてそれをやっているのか」に向き合ってくれる仲間を増やすことを大切にしています。

お互いに応援し合える、家族のようなコミュニティをもつことが重要だと思っているので、もしそういう部分ができていないなと思ったり、仲間が欲しいなと思う方がいたりしたら、アオイエでお待ちしています。

ー素敵なお話をありがとうございました!巴山雄太さんの今後のご活躍も応援しております!

取材:八巻美穂(Twitter / note
執筆:後藤ちあき(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter