イメージコンサルタント・槇彩香に聞く本当の望みに従って生きる方法

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第868回目となる今回は、イメージコンサルタントの槇 彩香さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

慶應義塾大学を卒業し、大手食品メーカーを経て現在は独立してイメージコンサルタントとして活躍する槇彩香さん。本当の望みに従ってやりたいことを選択する大切さについて話してもらいました。

イメージコンサルトとして「なりたい」を解決

ー自己紹介をお願いできますでしょうか。

慶應義塾大学を卒業し、大手食品メーカーに入社しました。会社員として3年間勤めた後、現在はフリーランスでイメージコンサルタントとして働いています。

ーイメージコンサルタントとはどのようなお仕事なのですか。

一言で言えば、お客様のなりたい姿を外見から変える仕事です。お客様は結婚式の前や出産後似合う服装がわからなくなった方など、見られる場が増えたり、ファッション迷子になってしまったりして、似合う服装を知りたいという方が多くいます。

現在地を把握し、なりたいイメージに近づくよう提案するのがイメージコンサルタントです。

仕事では主に、パーソナルカラー診断や骨格診断、顔タイプ診断®︎などのツールを用いてお客様を分析します。

パーソナルカラー診断はお客様の持つ色素、目や肌の色、髪の毛を見た後、さまざまな色のドレープと呼ばれる布を1枚ずつ当てます。顔映りの違いを見ることで似合う色を判断するのが、パーソナルカラー診断です。

骨格診断はスタイルアップ方法がわかる診断です。お客様の筋肉や骨の出方、重心バランスを見て特徴を掴み、似合う服を提案します。顔タイプ診断®︎では写真を撮って定規で顔を測定し、顔の比率や位置を導き出します。顔の特徴を把握し、与えやすい印象や似合う服を提案するのが特徴です。

周りからの見え方を意識した学生時代

ー中学時代はどのように過ごされたのでしょうか。

中学1年生のときに、約1年間クラスの人たちから無視されたことがありました。そのとき、いじめられて悲しいというよりもいじめられた理由に納得ができておらず、自分を信じて周りの目を変えていこうと決心し、勉学や部活動に誠心誠意励みました。

この出来事がきっかけで、周りからどのように見られているのかを意識し始めたんです。周りの友人や、大人をどのように味方につけるかを戦略的に考え始めました。この時の感情や思考は今の私の価値観を形成していると思います。

ー高校時代は中学時代と比べて、何か変化はありましたか。

中学まではプレイヤーとしてバスケをしていましたが、高校ではマネージャーを選択しました。マネージャーとして客観的にプレイヤーをサポートしたり、自分が支えたメンバーが結果を出す姿を見たりすることができ、非常に充実度が高かったです。

中学までは自分が結果を出すことが全てだと思っていたので、別の視点でのやりがいや喜びがあることを知れたのは自分にとっては貴重な経験でした。

大学時代は多様な価値観に触れる機会があったと伺っております。

慶應義塾大学に入学し、フリースタイルバスケットボールサークルのマネージャーになりました。バスケットボールを使ってパフォーマンスをするサークルです。大学ではこれまで自分が出会わなかったような、さまざまな才能を持つ人に出会いました。

今までは真面目にコツコツやるのが正しい生き方だと思っていましたが、多様な価値観に触れたことで「このような生き方もあるんだ」と感じたのです。

特に、自分の好きなことに没頭してる人は活き活きと輝いて素敵だなと思いました。同時に、自分のやりたいことに突き進む人たちのエネルギー量には勝てないと思った瞬間でもありました。