将来の夢は地元への恩返し!Another works広報の高岡慧が考えるやりたい事を見つける方法とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第848回目となる今回は、高岡 慧(たかおか・けい)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

富山県高岡市出身で、観光PRで活躍する「高岡万葉大使」に任命されるほど地元が大好きな高岡さん。上京して働くまでのエピソードや、学生時代のお話、今後の展望などについて伺いました。

学生時代、地元・富山から東京の企業にインターンとして参画

ー簡単に自己紹介をお願いいたします。

株式会社Another worksの広報を担当している、高岡 慧(たかおか・けい)です。富山県高岡市出身で、2022年4月に同社へ入社しました。

実は入社前からフルリモートでインターンをしていて、メディアの立ち上げや、広報活動に携わっていました。

地元が大好きで、2021年の夏には、高岡市の観光PRで活躍する「高岡万葉大使」に任命されました。富山県内外に高岡市の魅力を伝えるために、地元のイベントに出たり、SNSでの発信をしたりしています。

ーAnother worksさんは、何をしている会社なのでしょうか?

「挑戦する全ての人の機会を最大化する」をビジョンに掲げ、複業/副業したい人と、企業、自治体、教育機関などをマッチングするプラットフォームを提供している会社です。

転職となると大きく環境を変える必要がありますが、複業/副業は比較的気軽に挑戦できる機会です。複業という選択肢を通して、やりたい事に挑戦できる人を増やしたいと思っています。

ーなぜAnother worksさんでのインターンを始めたのでしょうか?

将来は「富山をはじめとする地方のためになにかしたい」と思っていました。そんなときに、地方自治体と連携して複業人材の活用を推進するAnother worksと出会いました。

私自身、行政の方と一緒にまちづくりの取り組みをしていたときに、民間の外部人材が行政に入ることで、町が変わると実感したことがありました。外部人材の活用は、地方創生の一つの鍵であると確信していました。そのためAnother worksの自治体事業に対する共感度が高く、この取り組みを全国に広げていきたいと思い、まずはインターンとして参画することとなりました。

高専入学時には、周りのレベルの高さに挫折したことも

ー子供の頃は、どんなお子さんでしたか?

三姉妹の末っ子として生まれたので、姉を見て良い悪いを学び、グレーゾーンを攻め続けるやんちゃな子でした(笑)。姉とはそれぞれ8歳、6歳離れているので、可愛がってもらえましたね。

中学校では、学級代表をやることが多かったです。立候補したときもあれば、周りの推薦でなったときもありました。

当時はひとつの派閥に入ることが嫌で、いろんな人と仲良くしたかったんです。八方美人と言われるかもしれないですが、もしかしたら価値観が偏ってしまうと思っていて。居場所が複数あった方が、心理的に楽だったのかもしれないですね。複数の会社に所属する複業/副業についても、同じことが言えると思います。

ー高校時代はいかがでしたか。

私の人生で1番の絶望期でしたね(笑)。正しくは、「高校」ではなく5年制の「高専」に通っていました。国際ビジネス学科に入学して、経営学や韓国語を専攻していました。

入学後に驚いたのは、周りの人たちのレベルの高さです。16歳で「〇〇を学びたい!」と目標があったり、将来を見据えて勉強したりしている人ばかりで、周りと比べて自分は何もないと落ち込む毎日でした。

絶望してしまい、自分から能動的に動くことがなくなりましたね。授業を受けて、単位を取れていたらいいやという気持ちで、ひっそり生きていました。中学生のころとは正反対でしたね。

学業面でも、中学まで私は英語が得意と思っていたのですが、高専の周りの生徒に比べるとそんなに秀でてもいないことに気づいてしまって。全てが辛かったです。

ー何か今に生きているような経験はされましたか。

20歳の頃、先輩の活動を楽しそうだと思ったことをきっかけに、富山県射水市の学生まちづくり委員になりました。このまちづくり委員が、久しぶりに自分から挑戦したことでしたね。

私の周りは進学や就職で都会を目指す人が多く、地元に否定的な人が多かったです。そんな中、射水市の職員さんと、学生にまちを好きになってもらうためのイベントを企画・運営していました。

実際に40名ほどの学生を集めて、運動会を開いたことがあります。この会では、地元の特産を景品にして、地元の良さに気付いてもらえるよう工夫しました。

この活動を通して、まちをより良くしたいと頑張っている人たちに出会えて、わたしも大好きな自分のまちに貢献したいと気づきました。

今振り返ると、このとき自分から行動して本当によかったです。目標がないときこそ、少しでも自分の興味があることに取り組んでみるのが大切だと気付かされました。自分のワクワクするという感情に素直になって行動してみるしてみることが、これからの自分の人生に必ず生きてくると思います。