歩く人間マッチングアプリ・小山重大に聞く心地よい人生を歩むメゾット

面白い存在であり続けることが、新たな出会いをつくる

ー人とのつながりを増やしたり、強くするために意識されていたことはありますか?

声をかけられたら、どこにでも行くことです。「どこでも呼ばれる人」と印象づけて、僕の存在を面白そうだと興味を持ってもらえるようにしました。

友人がいるイベントに参加したり、遊びに誘われたら参加したりしました。「こいつは誘ったら来る」と思わせることを大切にしています。一度でも断ったら、次の誘いがないと思っています。

ー今では「歩く人間マッチングアプリ」と呼ばれているそうですね。どんな意味が込められているのでしょうか?

「人間マッチングアプリ」は、「僕とつながれば面白い人と出会えるよ」という意味を込めています。僕自身が人と人をつなげるハブになります。

たとえば、ホステルに北海道出身の人が来たとします。僕は北海道の友人を連れてきます。すると、東京にいるだけで北海道の友達が新しくできるんです!

僕自身が面白い存在であれば、人との出会いは増えて、関係性もずっと続くと考えています。

僕とつながると「どんなわくわくすることが起こるだろう?」といかに思わせられるか。自分自身にかかっていますね。

ー小山さんの考える「面白い存在」の定義を教えてください。

一緒にいて気分が上がることだと思います。僕だけでなく、他の人が楽しさを感じていることが重要だと思います。「他の人はどう思っているか?」と客観的に事実を捉え、考えて行動することが大切です。

人生を気楽に捉えるには、思考のシンプルさが必要

ー失敗や挫折をしたときは、小山さんはどのように出来事を捉えますか?

起きたことは変えられないけど、その後の振る舞いや考え方はいくらでも変えられると思っています。事実を受けとめて、次の行動を考えることで、同じ失敗を繰り返さないかどうかが決まってくるのではないでしょうか。

人生におけることは、何ひとつ難しくないと思っています。難しいと思うのなら、その人自身が難しくしているだけです。一つひとつの要素を分解していけば、シンプルで簡単だと思います。

ー多くの人が難しく考えすぎてしまう原因は何なのでしょうか?小山さん流の対応策があれば、ぜひ伺いたいです。

言葉を司ることで、変に考えすぎてしまうところです。人間の進化による弊害だと思います。人って高次元に捉えるようになったじゃないですか。

物事の次元を下げて、シンプル思考を心がければ良いと思います。自分を猿だと思いましょう(笑)!

ー小山さんの今後の方向性について教えてください

僕が出会ったすべての人が幸せな世界をつくりあげていきたいです。まずは自分の周りから、幸せをどんどん拡散させたいです。

現在の仕事はしっくりきているので、今後も続けたいと考えています。もし、新しくやりたいことを見つけたら積極的に挑戦していきたいですね。

ー最後にU-29世代にメッセージをお願いします。

意外と人は弱いです。ひとりでは何もできないかもしれないけど、2人、3人と力を合わせればできることが増えると思います。

自分ひとりの無力さを認めて、チームを一緒に組みたいと思ってもらう人になることが必要だと思います。

人は弱いけど、なんでもできると思います。本当に気楽でいいと思います。難しく考えても、なにも始まりません。まずはやってみることが大切だと思います。

ーありがとうございました!小山さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:丸山泰史
執筆:naoko(Twitter / note
デザイン:高橋りえ(Twitter

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