「目標達成に必要なのは道のりの解像度と自己理解」橋本龍来が経験から導き出したもの

イタリアで学んだあとは、“何かやりたい”

ー高校を卒業後、念願のイタリアへ。実際に現地で生活してみて、どんなことを感じましたか?

イタリア生活は4ヶ月半の短い期間でしたが、かなり刺激を受けましたね。イタリア人は自由を大切にしていると強く感じました。「自分の好きなように生きられればそれでいい」、そんな印象です。

ルーズなイメージを持たれがちなイタリア人ですが、実はオンとオフの切り替えがとても上手ですね。決められた時間内で、与えられた仕事をしっかりこなします。日本と違って、担当以外の仕事には全く手をつけませんが(笑)

イタリア人は「好きなことはとことんやる、そうでないことはとにかく減らす」というシンプルな考えを持っているのだと、気付きました。

本当はイタリアに渡ってから1年間語学学校に通って、現地の大学に入る予定でした。しかし4ヶ月ほど経ったタイミングで、新型コロナが流行し帰国を余儀なくされ、日本に戻ってきました。

ー日本に帰国されてからは、どのようなことをされているんですか?

帰国後は、学生向けのコミュニティスペースでインターンをさせてもらっています。サッカー以外に興味のあった教育・地域活性・国際関係・食などの学生団体と活動を一緒にしながら、イタリアに戻るタイミングをうかがっている状況ですね。

サッカー以外にも活動している理由は、自分の視点を広げたらより違った視点からサッカーを理解できるかもしれないと思ったからです。

あらゆる分野の活動に取り組み始めて、新たな人とのつながりが増えたことも嬉しいですね。どんなことも自分にプラスになっていると感じます。

ー今後はどのようなことをやりたいと考えていらっしゃいますか?

今は「TOMOSUBA」を訪れる学生さんが充実した活動ができるよう、何ができるか考えて実践することが楽しいです。インターンの方とつながりを持てることもうれしいので、まずはそれらを続けていきます。

しばらくしたらイタリアの大学に入って、その後は現地の大学院に行く予定です。サッカーもやりながら、教育などの興味のある分野を引き続き学んでいきたいですね。

起業するか組織に属するかまだ決まっていませんが、大学院を出るタイミングで何かやりたいと思っています。あとは、サッカーで世界一も目指したいですね。

ーありがとうございました!橋本さんの今後のご活躍を応援しております!

取材者:山崎貴大(Twitter
執筆者:小河アヤナ(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter