様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第672回目となる今回は、Lステップ王子齋藤優輝さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。
大学在学中から副業をして日々奮闘する齋藤さん。挑戦し続けるなか、大事にしている価値観や成し遂げたい夢について語っていただきました。
就職活動への不安から始めたビジネス
ー自己紹介をお願いします。
明治学院大学を卒業した22歳、齋藤優輝と申します。大学生からビジネスを始め、現在はLINEのマーケティングをしています。企業にマーケティングの提案や構築代行をする仕事です。
ー具体的にどのようなことをされているのですか？
企業と契約し、できることを増やすためにLステップや拡張機能、API機能で自動化を行っています。
例えば、公式LINEにある飲食店を登録すると、一杯無料にする企業や事業者がたくさんあると思います。これでは最適化するのが難しく、公式LINEを使用しているにも関わらず売り上げが上がっているのかわかりにくいです。
私は構築代行としてコンサルティングに入り、SNSやWeb周りのマーケティングを考えています。企業のコストの削減と売り上げのアップ、イメージのブランディングの提案をしています。
ーなぜ、LINEマーケティングを始めようと思ったのでしょうか？
大学2年の9月から半年間アイルランドに留学し、帰国したタイミングで新型コロナウイルスの感染が拡大。部活動や授業がなくなってしまい、家にいる日々が続きました。
来年は就職活動が難航すると考え「何か行動しないといけない」と思ったのが始めたきっかけです。最初は営業をしていましたが、知人の紹介で12月にLINEのマーケティングを始めました。
ー現在の仕事のどのようなところに魅力を感じたのですか？
魅力を感じたところは2つあります。
1つめは、現実的にいうとブルーオーシャンだったからです。どの企業もホームページをつくりますが、WEB制作やWEBデザインができる人は日本にたくさんいます。
公式LINEは、日本に300万アカウントありますが、LINEのマーケティングができる人は1000人いないといわれています。できる人が少ない分、稼ぎやすいと思いました。
2つめは、メディアの仕事や拡散力のある仕事がしたかったからです。2020年3月に地元のサッカーチームを訪れたとき、以前より弱くなっていると感じました。周りに強いチームができ、選手が流れてしまうからです。
私は、地元のサッカーチームの教育やスタッフは素晴らしいと自負しています。その良さを人に伝え将来的にはメディアをつくりたいと思い、LINEのマーケティングを始めました。
朝から晩まで毎日100人の訪問営業が成長につながった
ー大学卒業後の4月からは、どのような働き方をされるのですか？
しばらく個人事業主としてやっていきます。9月に誕生日を迎えて23歳になる前に売り上げをつくり、法人化する準備をしていきます。
ー留学から帰国後はどのようなことをされていたのですか？
先輩や知人に紹介され、訪問販売の営業インターンをしました。KDDIの商品を直接マンションを訪れ、販売しました。
ーインターンを経験されてどうでしたか？
社会をまったく知らなかったので、現場に出られるワクワクした気持ちが大きかったです。1日300人くらい訪問して、大体3分の1は出てくれます。その中で契約が1件決まると良いような感覚で、それ以外は断られました。
人に断られたり、朝から夜まで外にいてインターフォンを押していたので精神的にきつかったです。
ーモチベーションはどのようなところにあったのですか？
毎日の成長を感じられたのがよかったです。1年前は、全然話せませんでした。毎日100人の新しい人とお話をして、礼儀や作法を学ぶことができました。
商品に興味がない人を買わせるところまでの、マイナスからプラスにしていくのができるようになり、自分の人間力や会話力も上がりました。
