様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第902回目となる今回は、藤井 智貴(フジイ トモキ)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。
建設会社で施工管理を担当している藤井さん。学生時代のエピソードや今後の目標、U-29世代へのメッセージをお話していただきました。
お祭りの実行委員の経験が大きな転機に
ー簡単に自己紹介をお願いいたします。
藤井智貴です。建設会社で施工管理を担当している社会人1年目です。メイン担当は住宅の工事ですね。趣味は読書で、1日1時間くらいは読書に充てています。
主にビジネス書から他の人の考え方や生き方を知るのが好きですね。子どものころから、ソフトボール、水泳、陸上などのスポーツに没頭してきました。大学ではよさこいもやっていました。将来的には、日本や海外を旅したいと考えています。
ー学生時代の印象的なエピソードを教えてください。
大学3年生で、関西での知人が大阪のお祭りの実行委員を務めていて、一緒に運営側へ回ったことです。この知人の人間性が素敵だったのと、運営の立場をやってみたい気持ちもあり、参加を決めました。
参加する前は人目を気にして「怒られたらどうしよう」と考えてしまい、あまり自分のことが好きではなかったのですが、周りが個性あふれる人たちばかりで、この運営の場では自分を出しても大丈夫だという安心感がありました。ある先輩から「人を楽しませるためにはまず自分が楽しまないと」と言われたのも大きかったですね。
運営側では、来場者の求めるものを最も重視していることがわかりました。来場者から「開催してくれてありがとう」と言われると、ぼくも嬉しかったですね。また、コロナ禍をきっかけに生活が大きく変わり、生活習慣やファッションを気にするようにもなりました。
ーファッションには元々興味があったのでしょうか?
いえ、突然興味が湧いたんです(笑)。それまではスポーツ漬けで興味がなかったのですが、実行委員の先輩に「もっと気にしてみたら」と言われて、ファッションにも力を入れないとなと考えるようになりました。
雑誌を読んだり、美容師さんに相談したり、周りの人に聞いたりと研究しましたね。ぼく自身は4人兄弟の2番目なので、上の兄弟のファッションを見て学んだり、下の兄弟からは挑戦する姿勢を学んだりと、周りの良いところを吸収しながら育ちました。
素敵な景色をつくるために、施工管理の仕事を選んだ
ー就活はどう進めていきましたか?
いろんな人の話を幅広く聞いて、合う合わないを見極めていきました。施工管理を選んだのは、4年生で実行委員の幹部を務めたとき、もっとマネジメントをやってみたいという気持ちになったからです。
あとは、東京で就活した時の夜景がキラキラしていたのをよく覚えていて、ぼくもそういう景色を作れるようになりたいと思ったからですね。いつかはショッピングモールなど、大きな施設にも携わりたいなと思います。
就活中に出会った社会人は輝いて見えたので、ぼくもそうなりたいと思い、地元を離れる決断をしました。地元では家族や友達に甘えてしまうなと考えたんです。
ー働く中で、いまどんなことに興味がありますか?
働き方を重視していきたいです。フリーランスや独立も視野に入れたいと思っています。いまは本を読んで知識を得たり、独立している方や経営者の話を聞きに行ったりと勉強している段階です。話を聞くと、自分もやろうと思えばできるんだという気持ちにさせられますね。
この間参加した経営者の講演会からは、目標設定の仕方、リーダーとして大切なこと、伸びる人の特徴は素直さなどと教えてもらい、勉強になりました。
ー藤井さんが今後目指しているものを教えてください。
3年後には独立も視野に入れたいですね。20代のうちに、国内も海外も旅行できるような生活を送りたいです。
海外は今まで一度も行ったことがないですが、見たことのない景色を見てみたいと思っています。大学時代にニュージーランドへ行った友達の話を聞いて、海外ならではの価値観もあるんだなと思い、興味が湧きました。
やりたいことがあったらまず挑戦!
ーそこまで挑戦したい気持ちが芽生えている理由はなぜでしょうか?
後々後悔したくないと思っているからです。やって後悔するより、やらずに後悔するほうが悔しいと思います。たとえ挑戦してみて失敗しても、次の挑戦への糧になるはずです。迷ったら今やってみようという気持ちを抱いて生きています。
ー最後に、U-29世代のみなさんへメッセージをお願いします!
挑戦は誰しも怖いと思います。今後どうなっていくか分からず、リスクもあります。先は見えないですが、まずはやってみることが大切です。失敗しても人生の良い経験になると思っています。
ーありがとうございました!藤井智貴さんの今後のご活躍を応援しております!