経験が魅力を生む!TeaRoomCEO補佐・高木ひかるの自分らしさの築き方とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第916回目となる今回は、株式会社TeaRoomでCEO補佐の高木 ひかる(たかぎ・ひかる)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

学生時代から海外へインターンに行き、創業間もない時期からスタートアップで働かれている高木さん。茶道経験を活かして、どのように活動や仕事につなげられたのか詳しくお話を伺いました。

高校の茶道部での経験が現在の仕事につながる

ーまずは自己紹介をお願いします。

高木ひかると申します。株式会社TeaRoomでCEO補佐としてさまざまな事業領域に関わっています。現在23歳で、4月から社会人2年目です。本日はよろしくお願いいたします。

ー社会人1年目と思えない経歴ですね!TeaRoomではどのようなことをされているのですか?

会社としては、静岡に茶畑と工場の拠点を持つ形でのお茶産業と、日本文化の2つの領域から、卸や生産・開発事業、企業さまとの共創事業、文化事業を展開しています。

私は東京本社のなかでクライアントさまとのプロジェクトを担当しながら、さまざまな事業部を包括的に見て、取り組みの軸がブレていないか、つながっているかをみていますね。

また、社外に向けて発信する際や、取材などで取り上げていただく際の表現についても、私たちの持つ思想や考えから外れていないかといった確認もしています。

ーお茶との出会いはいつ頃ですか?

高校1年生のときです。茶道部に入部したことがきっかけです。今でもお茶のお稽古に通っており、今年で9年目になります。

ー茶道部に入部した理由を教えてください。

入部のハードルが高くなかったからです(笑)。実は一度他の部活を辞めていて、高校で必ず部活に入らなければならないルールがあったため、茶道部を選びました。

ー茶道部に入部してみていかがでしたか?

入部当初は正直、あまり楽しくなかったです(笑)。茶道を教えてくださる先生がめちゃくちゃ怖かったんです。ですが、先生はやる気がある生徒に対しては、お点前ができるようになるまで付き合ってくれました。

先生の理不尽には叱らないところ、毎日の繊細な変化にも気がついてくれるところに惹かれていき、お茶をされている方の、相手を思う心が次第に素敵だなと思うようになりました。

悔しさをバネに世界最大規模の学生団体「AIESEC」に参加

ー大学ではどんなことをされていたのですか?

フェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科に進学し、期待値調整と訴求力についての卒業論文を書きました。

CMや漫画、アニメなどの物語の訴求構造の構造を分析していました。表層で使われている文字、音、映像表現などの構造を見出し、人にどのような影響や価値観を与えているのかを分析していました。

ー勉強以外にされていたことはありますか?

「AIESEC」の活動に参加しました。AIESECとは、世界で最も大きい規模と言われている学生団体です。海外インターンシップの運営をしています。

学生時代は、大学内より大学外の活動に重きを置いていました。もともと国公立志望だったため、入学当初は正直、フェリスへ行くのに気が進みませんでした。

無力感というか悔しさみたいなものがあったため、大学は自分を守ってくれて、帰ってくることの出来るベースの場所としながら、外での活動に注力していました。

AIESECで活動されてみていかがでしたか?

他大学の学生や社会人の方と出会うきっかけになりました。見ている世界が広がった感じがして、楽しかったです。

ー活動のなかで印象に残っている出来事はありますか?

直談判して自らベトナムでインターンする機会をつくったことです。当時、AIESECで学生を海外の企業に送り出すチームにいました。そこで日本人の起業家がベトナムで経営している企業を担当していました。

その企業のために日本の学生の集客や宣伝をしていくうちに、私もベトナムに行ってみたいと思うようになったんです。「勉強させていただきたいので働かせてください!」と担当企業の社長さんにお願いしました。