経験が魅力を生む!TeaRoomCEO補佐・高木ひかるの自分らしさの築き方とは

茶道経験を強みと捉え、TeaRoomと出会う

AIESECの活動を通じて、気持ちの変化はありましたか?

「もう少し社会と深く関わりたい」と思うようになりました。AIESECでも社会とつながりを感じることはありましたが、団体内で活動が完結しているとも思ったんです。もう一歩社会と関わるために、企業で働いてみたいと思うようになりました。

ーどのように企業を探されたのですか?

まず「自分ができることは何だろう?」と考えてみました。そのとき茶道なら、人よりできると思ったんです。

FacebookやTwitterを使い、お茶に関連する会社を探しました。これが当時創業7ヶ月目のTeaRoomとの出会いになります。「お話させてください!」とお願いして、オフィスにお邪魔しました。

社長や社員とお話しされていかがでしたか?

正直、あまりよく覚えてはいません…。ただ私は「生意気な若いやつだ」と思われていたかもしれません(笑)。

なぜ生意気と思われていると感じたのですか?

言葉の使い方やビジネスコミュニケーションが理解できてなかったからです。当時大学1年生ということもあり、社会のマナーが何もわからず、世間知らずだったなと思います。

そんな私ですが、スポットでのお仕事で2019年からTeaRoomに参加させてもらうようになりました。

19歳の時にベトナムで茶道のレッスンを開催

ー大学2年生に上がる前の春休みに、AIESECの活動で話されてたベトナムへ行かれたのですよね。どんなことされてたのですか?

現地の方に向けて茶道のレッスンを開催しました。インターン先は、ホーチミンを拠点にクッキングスタジオを構えていて、製造したスイーツを百貨店やコンビニに卸している企業でした。

クッキングスタジオでは定期的にレッスンを開催していました。たとえば、たこ焼きの作り方とかそばの打ち方とか。日本の食文化に興味がある方が多いんです。茶道なら教えられると思い、レッスンをさせてもらいました。

ベトナムでの生活はどうでしたか ?

ベトナムへのインターンは2週間程度でしたが、毎日ヒリヒリしていた記憶があります。ホーチミンでは英語が通じることが多かったのですが、なかにはベトナム語しか喋れない方もいました。私も大して英語が流暢なわけではないうえ、ベトナム語も話せず言語の壁を感じました。

言語が通じない。しかも仕事においても、学生の身である私は超プロフェッショナルなわけではない。自分には武器が何もないことを痛感しました。会社の信頼をお借りして機会をつくっていただいているのだから、成果を出さなければならないと焦りがありましたね。

何か成果は出せましたか?

集客に成功し、 レッスンで、普段は数人しかお客さんが集まらないところ、多い回では10人ぐらいに参加いただきました。

レッスンを重ねるにつれて、自分の熱量が相手にも伝わるような感覚がありました。「良かったよ」とお客さんや会社の方からも言ってもらえたことが達成感に繋がりました。