「ありのまま」を出せる環境で輝く、facing 梶川麻衣の人生観

「ありのまま」を受けて入れくれるfacingに出会う

ー就職活動時のエピソードについて、教えてください。

はじめは「自分を認めさせたい」ばかりが先行してしまい、本来の目的を見失った就職活動をしていました。目的が曖昧なまま選考を受けていたので、何が正解かわからず、内定をいただいても「自分の求めていたことと何か違う」と違和感を感じるばかりでした。

モヤモヤしながら就職活動を続けるものの、軸は見つからず……。気づけは4年生の1月になっていました。

ーそんな中で、今の会社と出会ったのですね。

偶然就活サイト経由で今の会社に出会いました。代表との面接では「ありのままの自分」を受け入れてもらったと感じることができました。

就活で面接を受ける中で、自分は「間違ったことは間違っている」と主張する学生だったので、面接官もやりづらそうな表情をしていました。今の会社の面接では、自分が扱いづらそうだと感じられている違和感を話したのですが、私の価値観や考え方がむしろいいと言ってもらえました。

その時に、自分が就職活動を通じて探していたのは「ありのままの姿を受けて入れくれる場所」なんだと気付くことができました。

大切なのは「ありのまま」でいられる選択をすること!

 

ーこれまでのエピソードで、「これだと思ったら、突き進む強さ」を感じました。大切にしてきた価値観なのでしょうか?

私の強みでもあり、意識してきたことでもあります。例えば、就職活動で100社以上の選考を受けましたが、自分が達成したいことに向かって数をこなすのは苦ではありませんでした。

ただ「本来の目標を見失わずに進む」ということについては、まだまだ修正すべき点も多いと感じています。当社の代表からも「行動することはいいけれど、行動することを目標にしてはいけない」とフィードバックをうけました。

強みを活かしつつ、自分が成長すべき点に向き合っていきたいです。

ーそのほかに、大事にされている価値観はありますか?

「ありのままでいい」ということは、自分の中でキーワードになっています。

就職活動でもあると思うのですが、着飾った自分でいても、入社後にありのままの自分を見せた時に受け入れてもらえないかもしれない。偽りの自分で認められたら、偽りの自分でい続けなければいけない。

自分の価値観を共有して受け入れてもらえる環境の方が、自分は結局伸び伸びとできると思います。今の会社は、ありのままでいられるからこそ、自分が頑張れる環境だと思っています。

ー将来の展望について、教えてください。

今いる会社に恩返しがしたい、ということが一番大きいです。まだまだ規模の小さい会社ですが、上場まで自分たちの力でもっていきたいですね。

会社を抜きにした目標では、将来子どもができたとき、一人でも支えられるような経済力をもつキャリアウーマンになりたいと思います。

また、ビジネスのセミナーに参加すると、女性活躍といわれているものの活躍している社会人はまだまだ男性が多い印象です。自分自身が「活躍できている女性」となれるように、強いキャリアを築いていきたいです。

ー最後に、同世代へメッセージをお願いします!

もしかすると「ありのままを出しても、認められないこともあるじゃん」「ありのままにも、限界があるじゃん」と思う方もいるかもしれません。

そのようなことがあるかもしれませんが、自分の人生はありのままを出せる環境が一番輝けると思います。

私はありのままを出せないのであれば、一人でやってもいい!とさえ思っています。自分の人生は誰も責任をとってくれないので、自分だけの選択を大事にして欲しいです。

もし自分らしく踏み出せない人がいる場合は、2つアドバイスしたいです。一つ目は、「踏み出した人生」と「踏み出せなかった人生」を想像してみてください。どちらが自分が輝けるかイメージを膨らませるといいと思います。

二つ目は、人に話を聞きにいくこと。何を話していいか、具体的になっていなくても大丈夫です。「どうしたらいいかわからないんです」と1歩目を踏み出してみましょう。そこさえ踏み出せれば、「頑張れ」と背中を押してくれる人もいるでしょう。スモールステップを積み重ねれば、何かしら次のヒントがみえてくるのではないかなと思います。

自分の人生は、親も友達も責任をとってくれません。自分が後悔しない人生をおくるためにも、自分自身が正解だと思う道を進んでいって欲しいです。

ーありがとうございました!梶川さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:戸田光(Twitter
執筆:長瀬ちか(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter