「ありのまま」を出せる環境で輝く、facing 梶川麻衣の人生観

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第903回目となる今回は、facing(株) 梶川麻衣さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

facing(株)で広報を主軸に幅広い業務で活躍している梶川麻衣さん。これまでの人生の転機と大切にしている価値観について話してもらいました。

広報を主軸に活躍するバイタリティモンスター!

ーはじめに、自己紹介をお願いします。

梶川麻衣です。創業2期目になるfacing株式会社に就業しています。

facing(株)はカスタマーサポートやサクセス、インサイドセールスなどのアウトソーシング事業を展開しており、一言で表すと「企業様の雑巾がけ」を担っている会社です。

社風は「全国大会を目指す部活動」のような雰囲気に似ています。社員一丸となってテッペンを目指しているので、一人ひとりが自己研鑽に励んだり、スイトイックに自分を追い込むメンバーが集まっている印象です。

ー梶川さんはどのような業務を担当しているのですか?

社員の人数も少ないため、私は広報のポジションをメインとしながら、営業や採用業務にも携わっています。

例えば営業業務に力を入れることで「facingの営業は強いよね」と認知してもらえれば、広報に繋がりますよね。領域が違う業務内容でも、良い相乗効果がうまれることを意識しながら取り組んでいます。

また、社員全員がTwitterに力を入れており、私は「バイタリティーモンスター」というアカウント名で運用しています(笑)興味のある方は、ぜひ見ていただけると嬉しいです!

ーTwitterには1万人以上フォロワーがいると伺いました!皆さんもぜひチェックしてみてください。

自分が変化したきっかけは、バスケ部への入部だった

ー人生の初めの転機は10歳ごろと伺いました。どのような幼少期を過ごしましたか?

10歳ごろは「一人になりたくない。誰かと一緒にいなければいけない」という仲間意識を強く持っていました。友人との関係がうまくいかなかった経験から、独占欲の強い関係性を築こうとする傾向があったからです。
「誰かに否定されたくない」という気持ちが先行していたため、人間関係もさらに空回りしてしまう状態でした。今となっては話せるのですが、当時は保健室に通うことが多く、スクールカウンセラーにも相談することもありました。

ー中学時代は、どのように過ごしていましたか?

小学生の頃は人間関係がうまくいっていなかったのですが、幸いにも仲良くしてくれた友達がいました。その友達からの誘いがきっかけで、バスケ部に入部します。

バスケ部は自分の中では「イケイケな部活」のイメージがあり、入部したことで行動にも変化しました。「イケイケな部活に所属していること」が、自分の行動の後押しに繋がっていったのです。例えば委員会に立候補することができたり、自己肯定感があがったりするきっかけにもなりました。

これまでは人間関係がうまくいかず、いじめられることが普通の状態。しかし、自己表現してもいじめられないということがわかり、自分を表現することを恐れなくていいと思えるようになっていきます。

ー高校時代は、どのように過ごしていましたか?

高校時代も引き続きバスケ部に入部して、よい人間関係を築くことができました。人間関係がうまくいくようになり、今度は「認められるためにはどうしたらいいか?」と考えるようになりました。

みんなに認めてもらうには何かしらの証が欲しい。そう思った時、大学受験で知名度のある私立大学に合格したいという思いと、幼少期に支えてもらったスクールカウンセラーの道を選ぶことにしました。

認められる居場所を求めて。就職活動に励んだ大学時代

ー大学時代について、教えてください!

大学受験では心理学部に無事合格し、大学時代はスクールカウンセラーを目指して勉強していました。勉強を進める中で、あまり思い出したくなかった過去の人間関係の経験とも向き合えるようにもなりました。

ただ同時に、自分がスクールカウンセラーになったことを想像した際、当時の自分のような子どもを助けられる自信がもてず……。理由は「自分自身が一緒に辛くなってしまうのではないか」と思うようになったからです。

もともと共感性が強い性格でもあります。大学の教授にも相談したところ「事象を客観的にみれる人」「いい意味で自分ごとと切り離せる人」でないと辛くなってしまう、とフィードバックをもらいました。自分はこの方向性からは助けることができないスクールカウンセラーではない方向から誰かを助けたい。そのような思いで、民間企業への就職活動も進めることにしました。

ー進路以外の学生生活はいかがでしたか?

300人ほどメンバーがいるスポーツサークルに所属していました。中学・高校時代に人間関係を築く力があがり、誰かに認められたいという思いも強かったので、サークルの会長を目指していました。

サークルの幹部としての活動はうまくいっていたのですが、下の代の幹部を決める際に、他の幹部メンバーと意見が対立してしまいまったのです。

私はサークル活動の時間について、過ごしやすい環境作りを意識してくれるメンバーを指名したいという思いがありました。しかし別の意見を持っているメンバーがおり、言い合いに発展してしまいます。

この時の意見の対立を受けて、小学時代と同様に自分が否定された気持ちになってしまいました。社会人でも否定される経験をしたくなかったので、自分を認めてもらえるような環境をさがして、その後は就職活動に励みました。インターンや選考会を全部含めると、100社はうけたと思います(笑)