着物の魅力を広める伝道師!MixChannel 着物女子みーぺそに迫る

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第874回目となる今回は、MixChannel 着物女子みーぺそさんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

ミクチャ公式公認ライバーとして着物の魅力を伝えるみーぺそさん。みーぺそさんが着物の魅力に出会うまで、そして着物に対する想いについて話してもらいました。

みーぺそと「着物の魅力」の出会いとは?

ーまずはじめに、自己紹介をお願いします!

着物女子ことみーぺそです!

MixChannelでライブ配信や着物のモデル活動を通して、1000年以上続く日本文化である「着物」の魅力を広めています。

ー幼少期はどんな子どもでしたか?

男勝りな子どもで、仮面ライダーが大好きでした。女の子と遊ぶより男の子と遊ぶことが多く、おてんばだったと思います。

仮面ライダーのような戦隊ものが好きだったことや、ふたり姉妹の長女だったこともあり、正義感が強い性格でした。

ー着物の魅力と出会った、最初の出来事は何ですか?

幼稚園生だったころ、野村萬斎さん主演の「陰陽師」を見たことでした。テレビを通して見た「和の文化」にすごく惹かれたのを、今でも覚えています。また、祖母や知人が着物の着付けをしていたこともあり、幼少期から着物を身近に感じるようになっていきました。

着物に対する想いを認識した2つの原体験

ー「着物を軸に活動しよう」と思うに至った原体験はありますか?

二つの出来事があります。

一つ目は、コロナ禍で成人式ができなかった人をお祝いする会を開催したことです。

開催したきっかけは新型コロナウイルスの流行により成人式ができなかった後輩のSNSを見たことでした。

今まで成人式では、当たり前に着物を着る機会がありましたよね。一生に一度の成人の晴れ姿を、親や親戚がとても楽しみにしていただろうに、コロナ禍で成人は着物を着ることができなくなりました。自分の後輩も成人式が中止になり、落ち込んだ気持ちをSNSで投稿していて……。

その投稿を見た時に、とても悔しくて、居ても立っても居られない感情が湧き上がってきたのです。

成人式ができなかった人、着物で晴れ舞台を迎えられなかった人のために何かできないかと思い、友人に想いをぶつけました。片っ端から友人に連絡していくうちに、同じ想いをもった友人が協力してくれることになり「成人をお祝いする会」を企画することに。10日間で企画を練り上げ、約40名の成人が集まってくれました。

今まで自分から大きな行動を起こしたことがなかったのですが「自分にもこんなことができるんだ!」と大きな自信にも繋がりました。同時に「私は着物が大好きなんだ」と認識しました。

ー二つ目の出来事は何でしたか?

思い返すと自分の成人式でも、着物が好きだと再認識する出来事がことがありました。

実は中学生までいじめがあり、学校行事には参加できたことがありませんでした。

地元の成人式にも会場までは行ったのですが、いじめていた子がいたこともあり、車の中から式の様子を見ていたのです。

着物を綺麗に着ているその子たちを見たとき、不思議と憎いという感情はでてこなかったのです。式の途中で雨がふったのですが、車の中で手をあわせて「雨が止みますように」と祈ったくらい。

いじめを受けていた時の心が浄化された気がしたのと同時に、こんなにも「着物」「着物をきた人」に対する想いがあることを感じていました。

説得力のある肩書きをもった、着物の発信者になりたい!

ー着物女子の活動は、どのようにはじまりましたか?

偶然は必然だと思えるくらい、着物に関連する活動の機会がつながっていきました。

はじまりは、地元の着物屋さんからの電話です。普段はセールスの電話はでないのですが、着物のお電話なので直感的にセールスの内容を受けることにしたのです。その時、千と千尋の神隠しの湯屋(湯婆婆)のデザインを手掛けた元気先生にお会いする機会があって、その様子を、MixChannelやSNSで発信していました。

すると、その後すぐにMixChannelからオファーがあり、着物のイベントに関するお誘いをいただくことに。そこで、着物女子としてデビューすることになりました。

ー着物女子として活動する中で、意識していることは何ですか?

「着物に携わる活動をしたい」と考えた時、大事だと思ったのは「着物に関する肩書きを準備してくこと」です。着物について発信する際に、「どこの・どんな人が着物について声をあげているのか」で説得力が変わってくると考えました。

肩書きを準備するため、着物のモデルに挑戦したり、着物に関する資格を取得したりしています。自分が発信する力をつけながら、着物の魅力を伝えていく・守っていく活動を進めていきたいです。