中国をもっと身近に。ちゃおず代表・範東洋彦が、負と感じていたルーツを強みにするまで

「中国をもっと身近に」をモットーに事業を展開する

ー現在28歳の範さん。18歳で餃子屋を始めてから10年が経ちました。この10年を振り返ってみていかがですか?

最初はイベントで水餃子を出店して、お店をオープンして、工場を作って……現在は餃子の体験教室を月に1度開催しています。

いろんな変遷をたどってきた中で、まだまだ中国の良さを伝えきれてないと感じ、自分の口から伝えて体感してもらうためには何がいいか考えて体験教室という形に行きつきました。

その他、花茶のブランドを立ち上げたので、体験教室では中国茶も楽しんでもらっています。あと、なんと今では中国語の教室が一番の軸になっています。

ー大学1年で最初に始めて失敗した中国語講座が、今はメインになってるんですね!

そうなんです。「どうやったら中国の文化をより身近に体験してもらえるかな?」と考えたときに、言葉を教えることは文化を教えることにつながると気づいたのです。それがサービスになるのであればすごく良いなと思い、中国語教室へと大きくシフトしました。

中国語教室と水餃子と花茶、パッと見やっていることは違うように見えるかもしれないのですが、「中国をもっと身近に」という部分では一貫しています

ー最後に、今後の展望について教えてください。

今は佐賀県の駅近ビルの一室を拠点に中国語教室を運営し、水餃子や花茶は月限定のポップアップイベントとして外部施設で開催していますが、今後は中国語と餃子と花茶を複合的に楽しめるような実店舗を設けることを考えています。

将来的には、中国から面白いカルチャーやイケてる先生を呼び寄せるなど、大きなカルチャーセンターを作って多くの人に中国の文化を楽しく体験できるようにするのが夢です。

ー範さんの事業が拡大するにつれて、佐賀がますます盛り上がりそうですね。本日はありがとうございました。範さんの今後のご活躍を心よりお祈りしています。

取材:八巻美穂(Twitter / note
執筆:もりはる(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter