様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第664回目となる今回は、阿阪 滉貴(あさか・こうき)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。
株式会社RYOMA・代表取締役として20代営業職の転職サポートをしている阿阪さん。新入社員の時は、漠然とした未来への不安に悩まされていたそうです。どのようにキャリアに対する不安を乗り越えられたのか、半生を振り返りながらお話いただきました。
自身の経験から、20代の未来への不安に寄り添う
ー簡単に自己紹介をお願いします。
阿阪滉貴と申します。株式会社RYOMAでは20代営業職に特化した転職サポートを展開しています。本日はよろしくお願いいたします。
ー転職サポートはどのようなことをされているのでしょうか?
一人ひとりに合った企業の紹介から内定獲得、入社までをサポートしています。
自分自身が新卒入社した会社でキャリアに悩んでいた経験があります。あの頃の自分に寄り添うようにサポートしたいという想いから、20代にフォーカスした事業を行っています。
ーご自身の経験から、サポートいただけるのはとても心強いです。転職を検討されている方に、どのようなアドバイスをされていますか?
転職に関する相談で最も多いのが「漠然とした未来への不安」です。この悩みを解消するために、みなさんには「市場価値を上げよう」と話しています。
未来への不安は、自分が選べる立場ではないことが原因のパターンがとても多いです。市場価値が上がり仕事の選択肢が増えると、未来の可能性が広がると考えています。
ー市場価値を上げるためにはどうすれば良いのでしょうか?
営業の経験を積むことが、市場価値を高めると考えています。転職者の約50%が20代で、そのうち25%が営業職へ転職しているデータに基づいています。
ー営業経験は多くの会社に求められてるのですね!営業職で成果を出すためのコツを教えてください。
仕事を「手段」として捉えることがとても大切です。キャリアに悩んでいる方の多くは、仕事が「目的」になっています。
たとえば、車好きという理由で車のディーラーとして働いている方は、仕事が「目的」になっています。働くことが目的になると、お客様に購入を促す提案ができず、なかなか成果が出ません。
「年収1000万円稼ぐぞ!」と意気込んで、ディーラーの仕事をひとつの手段にしてる方だと大きく行動が変わります。「稼ぎたい」という目的を達成するために、自主的に成果を出す努力をするんです。さらに成果が出ると、仕事が楽しくなるのではないかと思います。
人気者への憧れから、おふざけキャラを極める
ー阿阪さんの幼少期から現在に至るまでのお話を伺っていきます。子どものころはどんなキャラクターでしたか?
明るくてうるさいおふざけキャラでした。みんなの人気者のような存在に憧れて、人を笑わすポジションをとっていました。
野球をやっていましたが、運動神経は全然よくなかったです。スポーツで目立つことができないなら、面白さで勝負するしかないと思っていました。
ーどうして人気者に憧れていたのですか?
父親の影響が大きいですね。幼稚園へお迎えに来ると、そのままクラスに入ってきちゃうような愉快な父親でした。父親のまわりにはたくさん人が集まっていて、うらやましさを感じていました。
ー高校3年生の頃には、阿阪さん自身が注目を浴びた経験があるそうですね。
文化祭ですね。目立つために、全力でふざけまくりました。男だけでかぐや姫の劇をやったり、野球部の友人と有志の漫才をやったりしたら、すごく観客にウケたんです。「自分って面白いのかも」とお笑いのヒーローになれた気がして、自信がつきました。