どこに住んでいても、同じ夢が描ける社会を目指して!末廣優太が全国の子どもたちに届けたい思いとは

たくさんの経験を積み、新たな分野へ

ーいろいろな活動をされていたなかで、現在されている活動のような教育分野に、興味を持ちはじめたきっかけは何だったのでしょうか?

大学在学中のインターンでは「採用」に関わる仕事をしていたのですが、その経験を通じて、「社会では主体性や独創性がある学生が求められるが、実際にはそういった性質をもつ学生は少ない」ということに気がついたのがきっかけでした。

過去を振り返ってみると、日本教育は、主体性や独創性を磨くことのできる教育ではないと思いました。海外での教育も受けていた私は、海外と日本の教育方法の違いが、ギャップを生んでいるのだと感じました。

それからは、日本の教育について考えることが増えましたね。

ー教育分野に興味を持ちはじめてから、どのような経緯で現在の活動に繋がったのでしょうか?

福井県で行われていた「子どもプログラミング・サミット」というイベントに参加したときに、NPO法人みんなのコードの利根川代表に出会ったことが、現在の活動に繋がっています。

公教育だけでなく、社会教育をする場も作っていきたいと利根川代表のお話を聞いたときは「自分が目指している教育方法はこれだ!」と感じました。

イベント終了後、利根川代表にイベントの感想をお伝えした際に、事業立ち上げのお誘いをいただいたことが、現在の活動に繋がっています。

ーたくさんの経験を積み、末廣さんの理想の働き方を見つけることができた理由は、何だと思いますか?

世の中の多くの人たちが挑戦しないことに、積極的に取り組んできたことが、大きな理由の一つだと思います。アメリカの生活で身についた環境適応能力もあり「自分ならできる」と自信を持っていました。

積極的に取り組むようにしてからは、普段は体験できないこともありました。

たくさんの貴重な体験を通して出会ったのが、現在の働き方です。

ーこれからの展望や、やりたいことはありますか?

現在作っている施設を、全国に広めていきたいと考えています。これからの世の中は、さらにデジタルやテクノロジーが普及していくと思っています。デジタルやテクノロジーによって生活の格差が生まれないためにも、子どもたちに向けて、学べる環境づくりをしていくことが必要です。

私たちの活動は、まだまだ試作をしながら進めている状況なので、やるべきことがたくさん残っています。最終的には、図書館のように誰もが利用でき、どの地域にも、あって当たり前な存在にしていきたいと考えています。

ーありがとうございました!末廣さんの今後のご活躍を応援しております!

すべての子どもたちが、当たり前にデジタルやテクノロジーに触れることができる世界を、楽しみにしております!

取材:黒澤朝海(Twitter
執筆:稲本竜星(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter