運天萌子が小さな挑戦を続けて見つけたやりたいことは「ワクワクする未来作りのお手伝い」だった

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第679回は会社員として、女性の為のコミュニティwomanプロティアン副代表として、ミライデザイナーとして奮闘中の運天萌子さんです。

自己肯定感が低く、自分の未来にワクワクできなかった時があったからこそ、たくさんの人が未来にワクワクできるお手伝いをしたいとミライデザイナーとしての活動を始められた運天さん。これまでの人生で得た気づきや小さな挑戦を通して見つけたやりたいことについてお話しいただきました。

ワクワクする未来を作るミライデザイナー

ーまずは簡単な自己紹介をお願いします。

新卒で入社した部品メーカーで海外営業サポートの仕事をしています、運天萌子です。現在は本業のかたわら、女性のためのコミュニティ「womanプロティアン」の運営を行いながら、ライフコーチとしての活動を行っています。

ーwomanプロティアンについて詳しく教えていただけますか。

womanプロティアンは2020年12月にスタートしたコミュニティで現在10〜60代の女性が約250名所属しています。様々な立場にいる女性と繋がりたい、何か新しい挑戦をしてみたい、キャリアについて改めて考えたい、などといった思いを持った女性が集まっているコミュニティです。家庭と職場以外の3つ目の居場所を提供したいという思いからコミュニティを立ち上げました。常にその人がその人らしくいられ、隣の女性と繋がり、お互いに応援し合いながら挑戦ができる場所の提供を目指しています。

ー運天さんの肩書きの1つでもある「ミライデザイナー」についても教えてください。

私自身、自己肯定感が低く、自分自身を信じられずやりたいことがあっても一歩踏み出せない時期がありました。その当時は自分の未来に全くワクワクできていませんでした。でも、今は自分に自信を持てるようになり、自分の未来にもワクワクしています。だからこそ、自信がなくて一歩踏み出せない人をエンパワーしたい、その人達にしかない強みと可能性を一緒に見つけたい、少しでも未来にワクワクできるようなお手伝いをしたいという思いを込めてミライデザイナーという肩書きにしました。より多くの人が自分の未来にワクワクしている状態を作ることができたら、ありのままの自分で輝ける人が社会に増えるのではないかと信じて活動しています。

アメリカで、これまで他人軸で生きていたことに気づいた

ー現在に至るまでのお話も聞かせてください。育った環境などで現在の生き方に影響を受けたことなどはありますか。

海外出張の多かった父、バックパッカーだった4つ上の兄の影響は大きかったと思います。父や兄から話を聞くたびに世界が広いことに気づかされ、大学も国際学科を選びました。将来も海外で働きたいという思いが当時からあったため、新卒で入社した現在の会社にも、入社前から海外に行きたいという思いは伝えていましたね。

その結果、3ヶ月ではありましたが25歳の時にアメリカ支店に行く機会をいただきました。文系出身ということもあり、技術的知識が不足している自分が営業でいいのかモヤモヤしているタイミングで決まった出向。念願の海外に行けるという嬉しい気持ちと、大丈夫かなという不安がある状態でアメリカに行きました。

ーアメリカでの3ヶ月はいかがでしたか。

とても刺激的で発見の多い日々でした。定時になったら家に帰って家族と過ごす人や、仕事が楽しくないなら転職をする人など、アメリカで様々な人との出会いを通して新しい価値観に触れられたことはとてもよかったです。これまでいかに自分が自分軸ではなく周りの目やあるべき論にとらわれていたのかに気づかされました。

当時、転職も考えていたのですが自信がなく、前に進めていないタイミングでもありました。仲良くなったアメリカ人の同僚にそのことを相談したところ「人生は一度きりだよ」と言われたんです。その時に、このままではこれから先ずっと後悔することになる!と思ったことが自分の価値観が変わった瞬間でした。そこから私の座右の銘は「やらない後悔よりやって後悔」になりました。