学歴や肩書きに左右されない実力主義の社会を作りたい!HRport代表取締役・森海渡さん

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第304回目となる今回は、株式会社HRport代表取締役・森海渡さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

森さんがこの結論にたどりつくまでの経験や半生についてお伺いしました。

 

スポーツをきっかけに友達と交流した学生時代

ーまずは簡単に自己紹介をお願いいたします。

株式会社HRport代表の森と申します。弊社では、実際のタスクを実践して、タスクの成果で社員を採用する実践型入社試験サービス「Worksamples」を作っております。

「Worksamples」はあらゆる職種を想定した業務タスクのサンプルを用意して、オンライン上で実施することができます。実際の業務を実践していただき、成果に基づいて採用するシステムです。

日本ではまだ学歴や肩書き主義の企業が散見されるため、「実力主義」に変えていくことが当社が目標としている取り組みです。

ー今の森さんの価値観形成に至るまでの話をぜひお伺いしたいのですが、まずどんな幼少期だったのか教えていただけますか?

僕はアメリカのサンディエゴで生まれました。当時のアメリカには日本人がそこまで多くなく、僕は母としかほとんど関わらないような生活を送っていました。特殊な幼少期の中で育ち、海外の価値観を詰め合わせた子供でした。

小学校に入る前に日本に戻ってきました。当時の僕は文化の違いや日本語がうまく話せなかったので、最初は馴染めなかったですね……。

僕は騒がしくするのが好きだったので、まわりの友達が色々な遊びに誘ってくれ、だんだん馴染んでいきました。

ーその後スポーツを始められたようですが、スポーツに興味を持ったきっかけや学校での生活などお伺いできますか?

僕の通っていた小学校は4年生でクラブ活動に入ることが決まっていて、僕はサッカー部に入りました。入部がきっかけで、サッカーも含め、スポーツが好きになっていきましたね。

勉強に関しては、小学生の時は「勉強に真剣になることがカッコ悪い」と思っていたので、あまり勉強はしてなかったです。

ただ、中学生になってからは打って変わって、勉強とスポーツを両立した学校生活を送っていました。

ー中学校と小学校の生活がガラッと変わったのですね!なにか変わったきっかけはありましたか?

勉強は引き続き好きではなかったのですが、両親に「普段勉強がんばって推薦が取れたら、受験しなくていい」と言われたことが勉強を頑張るようになったきっかけですね。

普段から勉強をしていたわけではなく、テスト前に詰め込みで勉強をして、いい成績を残しいてました。

初めての挫折。課外活動で将来を見出す

ー16歳でスポーツでの挫折あったとのことですが、どのようなことがあったのでしょうか?

小学校、中学校はまわりと比べて運動が比較的できる方だったので、自己肯定感が高かったです。小学校、中学校で走ることが得意だったので、高校では陸上部に入ったんです。

また、柔道部も掛け持ちをしてたのですが、案の定オーバーワークになってしまい、怪我がかなり増えてしまいました。

自分の自己肯定感の根幹にあったスポーツができなくなってしまって、自分への自信がどんどんなくなってしまったんです。

マネージャーのような形で部には所属していましたが、元々では選手として活動していたこともあり、部内に自分の居場所がないように感じました。また、スポーツができない辛さから、部活以外での自分の居場所を探すようになりました。

ー怪我の影響で、自分の思うように活躍ができなくなっていった日々はどんなことを感じられていましたか?

当時はとても辛かったです。自分に対する自信がなくなることで人と接するときに少し卑屈になり、自分の長所だった「素直さ」がなくなってしまいましたね。

その結果、友人や家族などまわりの人が離れていってしまいました。

ー辛い時期だったのですね……。2年生の終わりに転機があったとのことですがどんなエピソードがあったのでしょうか?

推薦入試で必要になる課外活動の実績を得るために、友達からの紹介で学生団体のイベントに参加しました。

内容は高校生が文部科学省の役人の方と教育の未来について議論をし、高校生が政策提言をするイベントでした。当時の自分にとってはカルチャーショックな出来事で、自分より年下や同級生の皆さんが本気で社会を変えるために考え動いている姿に感銘を受けました。

社会にインパクトを与える取り組みに夢中になれる人たちをみてかっこいいと思い、自分も取り組んでみたいと学生団体に加入しました。加入後、いろいろな活動を始めるようになってからは夢中で仕事をしてましたね。

休み時間や授業中を受けながら、家でもずっと作業してました。

ーその後、最初に始められた活動以外にも活動の幅を広げられると思うのですが、どういった経緯があったのですか?

1番は「もっと社会にインパクトを残したい」と思ったことがきっかけですね。学生団体での活動もとても有意義なものでしたが、学生だけの力では限界がありました。そのため、社会人に混ざって、他の活動を始めていきたいと思いました。

非営利団体ですと、何か価値を提供しようにも短期的なってしまい、継続的に価値のあるものを提供するにはある程度の利益は必要になると感じビジネスに興味を持っていきましたね。

ービジネスの中でも人材紹介業を選ばれたと思うのですが、この職種を選ばれた理由やその後フリーランスになられたきっかけを教えていただけますか?

起業を検討した時に、まずはビジネスコンテストに参加しました。コンテストに出場していた方に事業を一緒にしてみないか?と誘われ、誘われた企業が人材紹介業でした。

ひとまず何かを始めてみたいと思っている中で、最初のチャンスが誘われた事業だったんですよね。

また、人材コンサル業は1人でもできる分野だと思っていました。

当時は営業がかなりの課題で、最初はテレアポで営業をしていたのですが若さゆえに苦戦していました。そして、大学1年生の時だった僕は、若さを生かして就活生向けのイベントなどを利用して仕事の幅を広げていきました。

ー起業してからはどのように事業を進めていったのでしょうか?

最初は自分の経験のない領域を起業したいと思っていましたが、仕事を行なっていくうちに自分の経験を生かせるジャンルに進みたいと思い、人材業界で起業を進めることにしました。

事業を作ることと撤廃を繰り返したからこそ、見えてきた答えだったと思います。

ー現在立ち上げた事業をしていく中で、森さんが感じたことや学んだことはありますか?

まず1つ目が「正しい人に共感をしてもらえてるか見極める」ことです。SNSなどでありがちなんですが、俗に言う「バズっている」時に安易に喜んでしまいがちですが本当に自分がみて欲しい人にみてもらえれるか?が大事になってきます。

色々な人に共感をしてもらっても、ターゲットを絞らないと成果に繋がらなくなってしまうことがあるんですよね。

「誰に共感してもらって」「誰をターゲットにするか」をしっかり絞り込むことが大切だと感じました。

ー今後の森さんの展望についてお伺いできますか?

まずは「採用のミスマッチをなくす」点が1番だと思っています。

今後も日々精進して、サービスを広げて、しっかりと理想を掲げ実現できるように頑張りたいと思っております。

ー本当に今日はあっという間でした!素敵なお話ありがとうございました。今後の森さんのご活躍楽しみにしています。

執筆:ゆず(Twitter
インタビュー:吉永里美(Twitter/note
デザイン:五十嵐有沙(Twitter