つらい時期を乗り越えた先に楽しいことがある|good luckインターン生・里村優衣

アナウンサーを目指して大学に進学し、ミスコンに出場

ー大学進学後はアナウンサーを目指して活動していたのですか。

進学後は、アナウンサーを目指した活動はしていませんでした。アナウンサースクールにも一度も通いませんでした。

というのも、入学してすぐのコロナ禍をきっかけにアナウンサーを諦めることに。それでも芸能界への憧れはありました。

自分を試すために大学2年生のときに大学の文化祭の一環で行われるミスキャンパスガールコンテストに出場します。

ーアナウンサーを諦めた理由を伺ってもいいですか。

アナウンサーになった先で、「これがしたい!」といった明確な目標がなかったからです。

私は、先ほども述べたように好きなアイドルに会いたいからアナウンサーを目指していました。しかし、大学入学後にコロナ禍で思い描いていた学生生活を送れなかったときに、将来や過去についてなど、自分と向き合う時間が増えました。

「アイドルが芸能界を辞めてしまったらどうするのか?」や「アナウンサーとして結局何がしたいんだっけ?」と考えた末に、不安な未来しか見えなかったので諦めることに。

ー夢だったアナウンサーを入学後に諦めた後、どのようなことをしましたか。

アナウンサーを諦めた瞬間は挫折した気分でした

アナウンサーを目指して大学を選択し、「私なら絶対に叶えられる」と信じて疑わなかったので、夢を見なくなった途端、自分はどこで何を目指したらいいのかわからなくなりました。そんな薄っぺらい自分にかなり落ち込んだのです。

一方で、わからないまま日々を過ごすのも辛いので、人生に迷いながらも、キャリアイベントに参加したり、多くの人に会って話を聞いたりするなどとにかく行動に移していました

1人で遠い観光地に行ってみたり、ミスドの食べ放題にチャレンジしてみたり、ネイリストをいかに笑わせられるかチャレンジしてみたり、noteでスキを100集める!と言って1投稿目で終わったり。

かなり迷走していた時期もありましたし、時間があるうちにとにかく経験を増やそうと必死な時期もありました。

ー夢を諦め、やりたいことに向き合うなかで学んだことはありますか。

ただ諦めるのではなく、やってみないとわからないということです。

ミスコンはアナウンサーを諦めた上での出場でしたが、出場したことによって不特定多数の人の前で何かを表現することは苦手であることがわかりました。反対に、自分の所属しているコミュニティーの中で目立つことは好きだということにも気づきました。

出場しなければ、自分が向いているかどうかもわかりませんでした。特にミスコンは今しかできないことだったので、やってみてよかったです。行動していけば、自分の得意なことや苦手なこと、好きなことや、やりたくないことが見えてきます

今でも、「不純な動機だったけど、アナウンサーの夢を追いかけて叶えていた自分が居たらよかったのかな」と考えることはあります。それでも、アイドルと会う(一緒に仕事をする)夢はアナウンサーにならなくとも叶えられる選択肢が必ずあると信じて選んだ道を正解にするしかないと思っています。

good luck株式会社での長期インターンを通して仕事の楽しさを見つける

ー大学3年から長期インターンをしているそうですが、どのようなことをしているのですか。

「新卒が活躍する社会をつくる」ことをミッションとしたgood luck株式会社で広報を担当しています。やっていることは主にPR広報と採用広報です。PR広報では、「リアガチ」というリアルな就活生目線で企業様に事業の裏側や働き方について深掘りする番組に出演したり、PR TIMESでプレスリリース配信を行ったり、弊社で活躍する学生を取り上げてもらうためにメディアに取材誘致をしたりしています。

インターン生でありながらも、本当に幅広く裁量の大きい業務をやらせていただいてます。

採用広報では『Wantedly』という企業の求人を探せるサービスを使って、インターン生の募集記事を作成したり、働くインターン生にインタビューをして記事を掲載したりしています。

ーインターンをしていて大変だったエピソードを教えてください。

私がインターンを始めた時は、広報の立ち上げのフェーズであったため、広報業務のマニュアルもなければ前例もありませんでした。取り組むことすべてが0→1を作る状態だったので、要領をつかむまでかなり苦戦しました。

特に大変だったのは、初めて2〜3か月の頃でした。最初は月2件のメディア露出(取材記事獲得)を目指してテレビや新聞に取材依頼の広報活動を行ってきました。

自社のどんな価値を提供できるのかや、取り上げてもらった先で読者にどのようなメリットが与えられるのかを考え、取材依頼文章を0から作成していました。

書いた文章を何度も何度も代表に壁打ちをしてもらい、跳ね返されながら改善を繰り返します。何度も壁打ちをし、OKがもらえた段階で自分が目星をつけたメディア先に送るというかなり泥臭いことをしてきました。

だからこそ、インターンを始めて3か月目に朝日新聞から取材を受けることが決まったときはとても嬉しかったです。

ーもし、インターンを始めた頃の里村さんに戻れるならどんなアドバイスをしますか。

要領が悪く、結果も出ずに悩んだ時期があったからこそ今の自分がいます。なので、過去の行動は変えずに「今は辛いかもしれないけど、絶対に楽しくなるから大丈夫」と伝えます。

ー里村さんが今後挑戦したいことはありますか。

入社1年目で活躍したいので、インターンをしているうちに営業の経験を積みたいと考えています。そのために、営業に関する本を読んだり、営業の部署で活躍している学生のTwitterを見たりして吸収していきたいです。

ー最後に、10代や20代にメッセージをお願いします。

自分がやりたいと思って飛び込んでも、基礎を固める段階で成果が出ずに辛い時期が必ずあります。でも、その辛い時期を乗り越えた先に、同じくらい楽しい時期が必ずやって来ます。

しかし、「明日死んでも後悔しない今日を生きる」ことも大切にしているので、もし今大切にしていることを疎かにしてしまうほど、辛いときは休んでみてください。
それほど辛いことをしてまで明日を生きられなくなってしまったら、きっと後悔すると思います!

物理的に、精神的に離れて、充電すること、大切にしている気持ちを取り戻すことも大事です

こうして辛い時期を乗り越えたり、ぶつかったり、逃げたりしながらもがいた先に、必ず同じくらいの楽しい時期がきます!

ーありがとうございました!里村さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:あすか(Twitter
執筆:Kumi(Twitter
編集者:松村彪吾(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter