つらい時期を乗り越えた先に楽しいことがある|good luckインターン生・里村優衣

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第942回目となる今回は、「新卒が活躍する社会をつくること」をミッションとして掲げるgood luck株式会社の広報のインターンをする里村優衣さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

good luck株式会社で長期インターンをしている里村さん。西南学院大学を目指した理由や長期インターン、今後の展望について伺いました。

3つの夢が叶った高校生活

ー簡単に自己紹介をお願いします。

里村優衣と申します。福岡県にある西南学院大学に在籍し、学生イベントの運営をしたり、ミスコンに出場したりしました。現在はgood luck株式会社で長期インターンをしています。

ー高校生活について伺います。どのような高校生活を送りましたか。

高校では書道部に入っていました。書道未経験でしたが、文化祭で全校生徒の前で披露される書道パフォーマンスを見て、目立ちたがり屋な私は「私も全校生徒の前でかっこよく披露したい!」と思い、入部を決めました。

書道パフォーマンス目当てで入部したため、日々の部活動は地味な練習ばかりで大変でした。私は習字も硬筆も習ったことがなかったので、周りの部活動生よりも全然上手くないし、パフォーマンスのようなかっこいいことは1mmもなく、机と向かってじっと練習をする日々のギャップに苦しみました。

本当に毎日が苦痛で仕方なく、顧問の先生にいつ「部活辞めます」と相談をしようか、いつもタイミングを見計らっていました(笑)
しかし、文化祭のパフォーマンスはしたかったし、一度決めたことは絶対にやり遂げたかったので、辞めずに頑張ることに

やる気がすぐには出るわけではなく、1年生の頃に出場した地区大会では「字を間違えて失格」という結果に。その作品は、どんな結果であっても、どれだけ満足していない出来であっても、文化祭の展示として飾られてしまうのです。満足いかない作品を飾られるのは本当に恥ずかしかったです(笑)

それから「このままでは2年生から出られるパフォーマンスでも恥をかいてしまう!」と思い、練習に精を出すようになりました。

しかし、日々の練習は楽しく感じられません。それでも辞めないと決めた今、「時間も無駄にしたくない。どうすればこの時間が楽しくなるだろう?よりよい時間になるだろう?」と考えていた時に、全身を使って踊るように書いている先輩の姿が目に移りました。

同時に、顧問の先生がよく「書道は身体を使って表現するもの」と言っていたことも思い出し、「私も真似して書いたら上手くなれるかも」と真似てみることに。上手くなっていく自分がいて、顧問の先生から褒められることも多くなり、それがモチベーションとなりました。

練習を重ねるうちに、高校2年生の時には地区大会も突破し、県大会で特選を受賞することができました。

ー里村さんは高校2年生のときに「九州未来フェスティバル」に参加したことが今につながっているそうですね。詳しく伺ってもいいですか。

高校2年生の冬に先輩に誘われて学生向けのキャリアイベントである「九州未来フェスティバル」に参加。そのイベントで出会った学生や社会人はとてもキラキラしていて、皆誰かのために動いたり、夢を語っていたり、仕事が楽しいと話していました。

イベント参加前までの私は大学生って”勉強”か”サークル”か”遊び”しかない、高校の延長線上でしかないと思っていたし、これまで出会ってきた社会人は、夢を見ないような、仕事をあまり楽しんでいないような人たちばかりだと思っていました。

しかし、イベント会場にいる人たちはみんなキラキラした表情で今を楽しんでいる姿を見てとても感銘を受けます。

ー里村さんにとってとても印象深い出来事だったのですね。「九州未来フェスティバル」に参加後、高校3年生で夢を実現したそうですが、どのようなことがあったのですか。

高校3年生の頃に思いがけず夢が3つも叶いました。

1つめが文化祭の時に大人数の前でダンスを披露したことです。

私が通っていた高校では、文化祭の時に応募制でダンスや歌、特技をパフォーマンスできる時間があります。そこで、友達とダンスを披露します。
当時の私は自信がなかったので、文化祭でダンスをすることに強い憧れは抱いていたものの、「こんな私が全校生徒の前でダンスを披露できるわけがない」と思っていました。しかし、ダンスが得意な友達が「10人くらい集めて一緒に欅坂46の曲を踊ろう!」と誘ってくれたので「友達と一緒なら」と思い挑戦することができました。

まさか自分が出られるとは思っていなかったので、初めて夢がかなう感覚がしてとても嬉しかったのを覚えています。当時、誘って一緒に出てくれた友達にはとても感謝しています。

2つめは体育祭でチアリーディングをしたことです。

小学生の頃、兄の体育祭を見に行った時に、チアリーディングしている人たちを見て憧れを抱きました。正直、チアリーディングをしたいから兄と同じ高校に入ったと言っても過言ではありません。それくらい、小学生の頃の私にはとてもキラキラして見えました。

しかし、自信がなかった私は、ここでも「自分がやれるわけがない」と思っていました。一方で、ずっとやってみたかったし、後悔したくないと思ってチアに応募したら、運よくできることになったのです。

この経験からも、夢って叶うものなんだ!!と自信がみなぎっていきました

3つめは志望校の西南学院大学に合格したことです。

ダンスパフォーマンスもできてチアもできた当時、自信に満ち溢れすぎた私は「将来は芸能界に出て、好きなアイドルに会いたい!」という夢を見ることになります(笑)

当時、とても好きなアイドルがいて、コンサートで会うとかではなく「自分も同じ立場で会いたい!」と思ったのです。その手段として、芸能界で活動するか、マネージャーやテレビのスタッフを思い浮かべました。

目立ちたがり屋な私は、迷わず芸能界で活動する道を選びます。しかし、女優やモデルやアイドルは年齢的にもう遅い。そうなった時、自分の努力次第で叶えられそうだと感じたのが”アナウンサー”でした。

西南学院大学はアナウンサーを多く輩出していて、自分が学びたい心理学もあると思い、推薦入試を受け、合格することができました。

1年間で3つも夢が叶ったため「自分はなんでもできる」と自信に満ち溢れていました。