「キッズハピリエ」代表降旗紗希の今やりたいことを大切に、選択を正解にする生き方

周りを幸せにするために最初に自分を幸せにする

ー順調に事業を拡大されていますね。

実は長野県内でキッズハピリエをもっと大きくしたいと思っていました。

市場調査でインタビューやアンケートを取ると、長野県ではベビーシッターを使うと怠けていると思われたり、子育てを放棄している罪悪感を持ったりするほうが勝つようで、事業を大きくすることは難しかったです。

そこで、市場が大きい東京にきて、事業の運転資金や経験値など貯めようと思っています。

ー降旗さんが現在やりたいことをお伺いしてよろしいですか?

東京でベビーシッターの現場に立ち、あらためてお母さん方や親御さんの力になりたいと思いました。力になるだけではなく、自分の価値を上げていきたいです。

ベビーシッターの仕事を続けていくためにも、自分の時給や生活水準を上げたいと考え、挑戦しています。生活の基盤をしっかり固めたいです。

ーなぜ自分の価値を上げていこうと思いましたか?

未来で幸せにできる人を幸せにするためです。

今後長野県で、ベビーシッター文化を広めたいなと考えています。文化を広めていくためには「自分に力がないと無理だな」と、東京へ事業を拡大したときに思いました。ベビーシッター文化が広がるまで、自分が投資できるほどの経済力があれば、長野県でもできると思っています。

そのためにも自分の価値を上げて、余裕のある働き方をしたいです。

自分を幸せにして、次はお母さん方や親御さん、その先に保育士の働き方の多様化や、幸せがあると思っています。全員をまとめて幸せにするぞと思っていた時期がありましたが、幸せにできる順番があるのだなとわかりました。

「やりたい」と思った自分にしかできないこと

ー今後考えている企画もあるとお伺いしました。

都会に住むお子さんを長野県の自然がいっぱいな場所へ連れて行き、キッズキャンプをしたいと考えています。

現在提携している、長野県の温泉旅館とも一緒に企画を出して、キッズキャンプの間に親御さんたちにゆっくりした時間を過ごしてほしいと考えています。

日本人は自分が休むためにお金を使うことが下手です。休むことに対する罪悪感が少なくなるように、子どもにとってよい体験をしに行くついでに、親御さんは宿に泊まって、ゆっくりする1日を持ってもらいたいです。

ーU-29世代のみなさんに伝えたい事はありますか?

何かを始めるときは未来に不安があると思います。しかし、始める前に感じている不安は想像でしかない、不確かなことです。まだ決まっていないことよりも、今自分がどうしたいかという事実が大事だと思います。

何かをやりたいという気持ちが生まれることは、素晴らしいことです。できないと自分で制限をかけている方が多いと思います。エネルギーや行動力は必要ですが、やりたいという気持ちが芽生えた自分にしかできないことなので行動へ移してほしいです。

保育士の方には、保育園以外にも保育士の資格は生かせるよということを伝えていきたいです。

私はたくさん挫折をして、そのたびに強くなっています。ベビーシッターや、フリーの新しい働き方を取り入れて、人生がとても豊かになりました。みなさんも怖がらずに新しいことに挑戦してください。

ーありがとうございました!降旗さんの今後のご活躍を応援しております!

今回のゲスト降旗さんにベビーシッターを依頼されたい方はホームページからお問合せください。

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取材:丸山泰史
執筆:みぞた(Twitter
編集者:松村彪吾(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter