スキルがあれば自由に生きられる!山口桃果が見つけた理想の生き方とは

子どもを諦めない選択肢を増やしたい

ー現在お子さんが生後7ヶ月と伺いましたが、子育ての状況はいかがでしょうか。

子どもを産んで本当によかったと思っています。時間や場所の自由がきく働き方ができているので、育児とも両立しています。実はフリーランスでの動画編集や学生秘書、プランナーの仕事はフルリモート兼フレックスなんです。

3つの仕事の全てで時間や場所にとらわれずパソコン1台で働けているため、働きやすさを感じて仕事ができています。コロナウイルスが流行り始めたときにフリーランスの道を歩み始めたのは、妊娠出産育児のためだったのではないかと思っています(笑)。

ー出産を経験して、読者へのメッセージは何かありますか。

最近目にしたニュースで「Z世代の5割が子どもを持ちたくない」と回答したニュースを見ました。背景として「不景気の中で子どもを無事に育てられるのか」といった経済的な問題が大きな要因として考えられるそうです。

子どもを産んで幸せを感じている私としてはショックと同時に、妊娠が発覚する前だったら同じ回答をしていたかもしれないとも思っています。「パートナーがいないと収入がないから育てられない」といった理由で、産まない決断をする方もいるかもしれません。

一方で、将来の不安を取り払うのは今からでもできると思っています。学生のうちからスキルを1つでも2つでも持つことで、「1人でもお金を生み出せる」という自信につながります。

ネットが普及した今パソコン1台あれば仕事はできるので、経済的な理由で子どもを諦めるのではなく、スキルを身につけて産む決断も入れてほしいです。

ー最後に、山口さんの今後の展望をお伺いしてもよろしいでしょうか。

私自身のことを等身大で発信し、Z世代の皆さんに生き方や働き方の選択肢を増やしていける活動をしていきたいです。現在、少子化が10年早く進んでいて、昨今の出生率は80万人を切っています。

私は21歳で出産を経験しましたが産んでよかったと思っていますし、子どもがいるからこそ仕事を頑張れています。私自身の発信で同世代の皆さんに生き方や働き方の選択肢を増やしてもらい、子どもを産む選択肢も持っていただける活動をしたいです。

ーありがとうございました!山口桃果さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:岩津立樹(Twitter
執筆:ひろむ(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter