自分のワクワクは「笑顔が笑顔をつなぐ」こと!プロカメラマン ムロ|松室一馬の人生観

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第897回目となる今回は、プロカメラマン ムロ|松室一馬さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

現在出張撮影サービスを展開する会社に所属し、プロカメラマンとして活躍しているムロさん。なぜプロカメラマンとして活動しているのか。プロカメラマンとしてのやりがいとは何か。大切にしている人生観とともにお話を伺いました。

「誰かを笑顔にしたい」と思った2つのきっかけ

ー簡単に自己紹介をお願いします!

松室一馬です!現在23歳で、大学を2年間休学しています。

旅をしながらカメラマンをしているのですが、実は今もタイにいながらインタビューを受けています!

ー幼少期はどのような子どもだったか教えてください。

昔から「人を笑顔にしたい」と思う気持ちが強くある子どもでした。

そう思うようになった最初のきっかけは、保育園時代です。

保育園が同じだった友人同士が喧嘩している場面に遭遇しました。その時、友人を笑らかすことで喧嘩を止めた経験がありました。

また、小学生時代に世界中を旅する大道芸人に出会ったこともきっかけの一つです。

大道芸人の印象的だったことは、仕事に対する思いについて「自分たちは誰かを笑顔にする。するとその誰かが、他の誰かを笑顔にしてくれるんだ」と話していたことです。

この2つの経験から「笑顔が笑顔をつないでいく」ということを実感し、将来自分も「誰かを笑顔にする」ことを目指していきたいと思うようになりました。

大学生になり興味を持った、海外旅行に初挑戦!

ー18歳で旅に出会ったと伺いました。興味をもった経緯を教えてください。

大学生になると、自分の身の回りの友人達で「自分でお金を貯めて、自分の好きなことに挑戦する」という人が多くなりました。

私の中で、大学生といえば「海外で旅する」イメージがあったことや、新しいことに挑戦したい思っていたことが重なり、海外旅することにとても興味を持つようになりました。

その後自分で情報をいろいろ調べていき、大学一年生の冬には初めて海外旅行を実現します。行き先はカンボジアで、初日の出をアンコールワットで見ました。景色はとてもよかったです!

ー海外渡航前に詐欺にあったと聞きましたが……。

もともと海外の情報収集をするために、SNSで旅に関するアカウントを積極的にフォローしていました。

ある日、DMで「旅をしながらお金を稼がないか?」と連絡がきたのです。

バイトをちょうど探していたタイミングでもあり、その人に詳細を電話できいてみました。当初は自分が詐欺にあう、ということは全くイメージしていなかったですし、話の内容から「旅してお金を稼げる方法が本当にあるんだ!」と信じてしまいました。

すると数万円を振り込むよう指示され、指示通りにするといきなり音信不通に……。

誰かに助けを求めたいと思い、詐欺の相手から登録するように言われていたLINEから、他の登録者で信用できそうな人を見つけ出し、SNSで連絡を取りました。

いろいろ話していくうちに、その人が旅を広める活動をしていること、そして同様の活動をしている「学生団体TABIPPO」を知りました。

「学生団体TABIPPO」に出会ったことで、自分と同じ興味をもつ人とつながることができたのです。

詐欺にはあったけど素敵なご縁に出会うことができ、最後はハッピーな結果になりました(笑)

学生団体TABIPPOで、メンバー間の信頼性構築に奔走

ー「学生団体TABIPPO」で毎年開催される大きなコンテストに参加されたと伺いました。

詳しく教えてください。

「学生団体TABIPPO」では2,3月に大きなイベントを開催しています。その中のコンテンツの一つに、世界一周航空券を獲得できるコンテストがあります。自分が世界一周したい想いを伝えて、審査員の心を一番揺さぶった人が航空券を獲得できるため、挑戦しました。

「学生団体TABIPPO」のイベントに参加して思ったのは、「こんな大きなイベントを学生だけで作ることができるんだ!」という驚きです。

同時に自分も挑戦してみたいと強く感じ、「TABIPPO」に参画を決めました。

ー「TABIPPO」で印象的な出来事はありましたか?

自分が運営メンバーとして、イベントを作り上げることになった時のことです。イベント直前になると、メンバー間にモチベーションの差がでてしまうことが大きな課題でした。当時私と一緒に頑張っていた友人も辞めてしまい、とてもショックを受けたことを覚えています。

次年度は「どうすればメンバーのエンゲージメントをあげられるか」について、自分でできることを模索しました。

例えば、メンバーのエンゲージメントを管理する部署の立ち上げです。他には、「心理的安全性」のような信頼関係を築くための知識を身につけました。

メンバー一人ひとりとの関係性の質を意識して活動した結果、支部の中でイベントの集客率が1番になり、目標達成にもつながりました。