フリーランス加藤千奈の「人生の軸」を決め、最適な仕事を見つけるまでの挑戦方法

初めての転職を経て、フリーランスになることを決意

ー副業でいろいろと勉強していたとのであれば、「フリーランスで活躍しよう!」との思いはなかったのですか?

実は周囲に「フリーランスの方が向いているのでは?」と言われることが多かったです。自分自身も可能性を少し感じていましたが、実は事務仕事に苦手意識があり、フリーランスになる勇気が持てませんでした。

税金を自分で支払わなければいけないのも、ハードルでした。

ー頭ではフリーランスになる自分を思い描いていたけれど、勇気と自信がまだなかったのですね。転職は無事に出来たのですか?

副業の仕事でWEB制作の仕事の案件を何件か担当した際、そのお仕事を依頼された社長さんとのつながりで、中小企業の飲食店のWEB制作を担当する仕事に転職することになりました。

この転職は結論からいうと、向いていないと感じた転職でした。中小企業だった為、1社目の大企業に比べてしまうと、中小企業特有の私や数人の声で案件が決済されてしまうことがありました。「自分なんかが本当にいいのか?」と不安になることがたくさんあったのです。また一人に対しての仕事量が多く、負担が蓄積していったことも原因です。

私は中小企業の仕事の取り組み方に不安を覚えていき、次第にネガティブ思考になり、徐々に考え方に相違が生まれ、「私はこの仕事を続けたらパソコンを持って海外生活をできるのか、いや難しいだろうな」そう自問自答をし始めていったのです。

さらに、WEB制作の仕事が自分には向いていないのかもと思い始めました。一度社長さんとよく話をし、「よし。別の働き方を考えよう」そう決心したのです。

軸を見つけるために、よく考えて、挑戦しまくること

ー実際にその仕事に携わってみないと、会社のシステムや雰囲気、仕事の仕方はわからないですよね。

今回の転職のおかげでようやく自分軸がわかり、改めて覚悟を決めてフリーランスになろうと決意しました。転職をとおし、自分の価値観や生活がフリーランスに向いているとわかりましたね。

また同時期にパートナーができ、生活環境や金銭面でのハードルが下がり、パートナーからも、「フリーランスで仕事を頑張ってみて!」との声も重なったことで、「挑戦してみよう!」と思ったことがきっかけです。

今回の転職から学んだことは、軸をずらさないことだと思います。自分がベースにしたい軸に対して環境を整えていく。環境が整えばやりたいことに向かって行動できるはずです。

ー具体的にはどう行動していくのでしょうか?

今回は「海外へ行きたい!」との軸があっても、まずは仕事をしなきゃいけないですよね。やりたいことを実現する方法がなければいけないです。

私の場合、世界を旅したいけれど、いろんな道具を持ちながら仕事するのは大変なので、パソコン一つで仕事ができることが夢でした。それが私の大切にしたい軸なのです。

軸を決めた後、世界中を旅しながらパソコン一つだけを持って仕事ができるのは、どんなことなのかとネットで調べたところ、WEBライターやWEB制作でした。

最初はWEB制作を頑張ってやってみようと思い、副業で勉強をしながら頑張りました。しかし転職の際、実際にWEB制作の仕事を担当してみて、向いてないかもと思いました。

しかし軸探しは諦めず、次にWEBライターとして記事執筆に挑戦していく中、ライターの仕事が自分に合っていると感じたのです。

自分軸を持ちながら、一番向いてそうな仕事にまずは挑戦していくこと。取り組んでみて、合うか合わないかを判断する。その繰り返しでいずれ自分にピッタリな仕事が見つかります。

ー軸がしっかりと土台にあり、素晴らしいです。最後にU-29が自身のキャリアをみつけていく方へのメッセージをお願いします!

私は自分軸の為にいろいろなことに挑戦しまくっています。挑戦することで、次第に助けてくれる人が出てくると思います。
やりたいと決めたら、何が好きで何が嫌いかをしっかりと定め、それに沿った行動をしていれば、結果がついてくるはずです。

ーちゃいさんこと加藤千奈さん、どうもありがとうございました!

取材:岩津立樹(Twitter
執筆:岩本香織(Twitter
デザイン:安田遥(Twitter