不動産投資家の藤岡和也が語る、未来の自分への投資とは

自分の力で、不動産業界を変えていきたい

ーその後、経済の勉強に打ち込んだんですね。

高校の授業そっちのけで、大学で使うような参考書を使って勉強しました。高校生くらいになると知的好奇心の高い人が多くて、周りからもあまり変な人とは思われなかったはずです(笑)。

会計も学び、簿記2級を取りました。経済を学ぶと世の流れが少し見えて面白かったですね。ただ、資格があっても、お客さんのニーズを聞くなどコミュニケーションをとらないと、仕事には繋がらないと感じました。

両親から不動産投資は教え込まれているので、力を発揮できるかなと思い、大学進学と共に不動産投資に挑戦してみることにしました。

投資を始めるにあたって参考にしたく、参加費の5000円を払って、「0円投資」を謳うセミナーに行きました。参加してはみたものの「ここからは30万円で、私のオンラインサロンに払わないと教えられない」と言われて、情報格差を感じました。大学生の自分はアクセスできないことに憤りを感じましたね。

もし自分が不動産投資家になったら、誰でも0円で情報にアクセスできるようにしようと思いました。この経験は今、YouTubeで情報発信していることにも繋がっていますね。

ー最近の投資のトレンドについて、思うことはありますか。

いま積み立てNISAが流行っていますよね。学生のうちに貯めたお金が将来何倍かになるのはいいとは思うのですが、将来稼げるように、自分に対して投資することも大切だと思います。

自分への投資ではなく、「お金」というわかりやすい指標に注目されてしまうことはどうなのかと思っていますね。

あとは起業によって見えてきたものもあって。今までは人と関わる人生ではなく、あまり誰かと何かを一緒にやることもありませんでした。大学で、学生の起業サークルに入って、いろんな人と仲良くなれましたね。仲間を大事にしていく中で、お金以上に大事なものはたくさんあると学びました。

ー今後の展望についても教えてください。

自分の知名度を活かしたビジネスをしたいですね。不動産業界は古い業界なので、自分の力で不動産業界を変えていきたいです。不動産業界は情報の非対称性があって、不動産の元の持ち主が不利益を被っています。みんなハッピーになれる状態を作りたいです。

そのための第一歩として、僕が2週間で宅建に合格した勉強法を無料で公開しています!情報の非対称性を埋めることに繋がるよう願っています。
▶︎学生大家が解説!2週間で宅建に合格した勉強法

あとは、日本人は世界の中でなかなか情報を得られないと思っているので、正しい情報を得られる術を身につけたいですね。

ー最後に、U-29世代の読者に向けてアドバイスをお願いします!

いろいろな価値観に触れることが大切だと思います。今回自分も、仕事の締め切りがある中で海外に行ってリモートワークをしました。違う価値観に触れたことは、自分の人生の長期投資になったと思います。

違う価値観に触れることでインスピレーションが得られたり、人に優しくできたりすると思っていて。あえて自分が行かないこと、やらないものに触れてみると良いと思います。自分としても、異なる価値観に触れることは今後も大切にしたいですね。

ーありがとうございました!藤岡和也さんの今後のご活躍を応援しております!

取材:黒澤朝海(Twitter
執筆:ひの
デザイン:安田遥(Twitter