高校時代とは違う、チームでの喜びを味わう
ー大学に進学して、転機があったそうですね。
英語学習支援団体に所属していたのですが、後輩に対して自分がどうやって英語を学習していたのかをプレゼンする授業がありました。
高校で熱中する経験ができましたが、大学に入学してしばらくはそれができていませんでした。本気で何かに取り組んでいる人たちのそばで自分も成長したいと感じていたときに、英語の授業に出会います。
年齢が1つしか違わないのにも関わらず、すべて英語で授業を進め、その場で出た質疑応答にも落ち着いて返答する先輩の姿に惹かれました。
高校の時と同じで、「かっこいい」という思いで気持ちが動き、1年生の途中から英語の団体に所属することを決めました。
ー他にも所属していた団体があったそうですね。学生営業団体について教えてください。
名古屋のマンションに住んでいる方向けに訪問販売をする学生団体で20人ほどのメンバーが所属していました。
学生だけで成果をあげていた投稿をSNSで目にし、イベントも定期的に開催されていたので、足を運びました。自分も先輩方と同じように成果を出したいと思い、学生営業団体に携わるようになったのです。
ー自分がやりたいことにどんどん挑戦されていったのですね。
中学ではやりたいことができませんでしたが、高校では部活動で信頼関係を築き、充実した時間を過ごすことができました。大学でもやりたいことにどんどん挑戦していこうという思いが強かったです。
ー22歳の時、「最強のチーム」を作ることを挙げられていますね。詳しく教えてください。
就職活動をする時に学生就活支援団体にも所属していましたが、「メンバー全員が熱狂しているチームを作りたい」と思ったことがきっかけです。
高校の時は、バスケットボールを通してチーム作りができていました。今度は自分を通して、高校の時とは違う最強のチームを作りたいと思ったのです。
「キングダム」という漫画をご存知でしょうか?僕の大好きな漫画なのですが、主人公である信が率いる「飛信隊」が、最強のチームを作るうえで必要不可欠な要素を兼ね備えていると考えています。
1つめは「信頼関係」で、「この人のためなら死んでもよい。人生をかけられる」と思い合えている状態を築けていることです。2つめはチーム全員が、設定した目標の達成を信じて行動していることです。
これらを兼ね備えているチームを作りたいと考えており、就職活動からその先まで、長期的な視点で考えていました。
ー就職活動を終えて無事に就職されたあと、入社先ではどんな仕事をされたのでしょうか。
入社先は、人材紹介や人材派遣、採用コンサルティングなどを主とする大手の人材会社です。3000名強が所属する会社でしたが、会社の役員が「若手でも成果を出せるのであれば役職に任命をする」と話してくださいました。
新規事業を開発する部署で人事向けにSaaSを販売する役割を担い、たくさんの経験を積むことができました。同期は400人いましたが、その中で1番早く昇格することができマネージャー業務にも携わりました。
「最強のチーム」を作るために
ー若くして役職に就任された当時はどのような思いで働いていたのでしょうか。
自分のやりたいことや目標など、発信を常にしていました。1年目はとにかく働き、量でカバーしようと考えていて。会社から徒歩15分のところに住み、朝早くから夜遅くまで働いていました。
最強のチームを作るためには自分が力をつけないと周りはついてこないですし、とにかく行動して結果を出すことを考えていました。
ーそこから4年間勤めた会社を退職され、転職を決意されたのですね。
前職で一緒に働いていた先輩に誘っていただきました。社長にも話をしていただく機会があり、「これだったら社会をよくできるし、より自分の求めるチーム作りができる」と思えたことも大きな要因です。
ー転職されてから、ご自身の求める成果には近づいているのでしょうか。
これまで自分自身が営業で経験を積み、いくつかチーム作りも行ってセンキョに転職しましたが、まだまだ自分の求める達成度からは遠い状態です。
特に、「売る力」「採用力」「経営力」の3つが足りないと考えています。僕自身がより力をつけることで、もっと仲間の給料を払えるようになりたいです。
高校でバスケットボールの試合に勝ったときや大学での英語学習団体など、チームのみんなで話し合い努力をして、成果が出た瞬間は何事にも変えがたいものでした。センキョでも、最高の仲間たちと成果を求めていきたいです。
ー最後に、沢田さんの今後の展望を教えてください。
現在27歳で30歳まであと1000日と少しあるのですが、30歳になった時にセンキョの取締役になるビジョンを描いています。先ほどお話しした3つの力を兼ね備えた自分に近づきたいです。
チーム作りでも、1つステージを上がり、成長している自分でありたいと考えています。
ーありがとうございました!沢田さんの今後のご活躍を応援しております!
取材:西川莞人(Instagram / Facebook)
執筆:林宏紀(Twitter)
編集:松村彪吾(Twitter)
デザイン:高橋りえ(Twitter)