ポジティブなマインドは作れる!かつてネガティブだった田畑紗恵子の人生の転機とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第710回目となる今回は、SG ENTERTAINMENT株式会社 広報・田畑 紗恵子(たばた・さえこ)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

自称・元超ネガティブだという紗恵子さん。今回はどうやってネガティブからポジティブなマインドに切り替えることができるようになったか。そのきっかけや方法についてお話しいただきました。

マイナスな思考から抜け出せなかった学生時代

ーまずは自己紹介をお願いします。

fmfm(フムフム)というママ専門のライブ配信事務所を運営しているSGENTERTAINMENT株式会社で広報を担当しています。田畑紗恵子と申します。実は元々超ネガティブで、自分のことを嫌いになったり、マイナス思考になったりしてしまう性格でしたが、海外留学やインターンの経験を経てプラスに転換し、ポジティブに物事を考えられるようになりました。

ー具体的なお仕事はどのようなお仕事をされているのでしょうか。

まだママライバーという言葉が広まっていない段階ですが、広報担当として世の中のママさんにライブ配信を働く1つの手段としてお伝えする活動をしています。

ー今は1人広報として活躍されている田畑さんですが、最初の挫折は学生時代にあると伺いました。その時はどういった状況だったのでしょうか

小学生からバスケ部に所属していて、元々あまり上手ではなかったのでそこで挫折したのもあるのですが……。実は私双子で妹がいるのですが、2人で一緒とされるのがすごく辛かったんです。「自分は1人の人間なのに……。」と思ってしまって。

ーその頃はそういったマイナスの気持ちをこんな風に払拭したなどのエピソードはありますか?

その頃はその状況にいる自分が可哀想だとどんどん落ち込んでいくばかりでした。学生時代はなるように身を任せることしかできなくて。当時は解決策がなくて辛かったです。

ー高校時代が最大のネガティブ期だったと。

もちろん楽しい時期もありましたし、素敵な友達に出会えたというポジティブな面もありました。ですが、記憶に残っているのがマイナスな部分が多かったです。

実は表面上だけで友達と付き合っているような学生生活で、話をしていても「この子、私のこと嫌いかもしれない」とか「自分の悪口を言っているのでは?」と思ってしまって。誰も信じることができませんでした。

人生の転機、新しい出会いとアメリカ留学、インターンへの挑戦

ー大学時代はどのような生活でしたでしょうか。

大学に入ってからは今まで関わったことのない新しい友達に出会えて、ポジティブな気持ちが大きくなりました。もちろんネガティブな時もありましたが、高校生の頃よりは少なくなりましたね。

大きなきっかけの一つが大学2年生の頃に行ったアメリカ留学での経験です。その時に初めて海外へ行き、「日本って狭いんだな、世界はもっと広いし、いろんな人がいるから、自分のネガティブ思考ってすごくちっぽけだな」とポジティブに考えられるようになりました。

ーポジティブになりはじめたということですかね。何か具体的に行動したことはありますか?

アメリカに留学した際、留学先で定期的にイベントがあり、積極的に参加をしました。その頃から「なんでも試しにやってみよう!」と思えるようになったのだと思います。

ーチャレンジ精神を留学を通して学んで、新しく自分の価値観になりはじめたのですね!

留学後の就活活動では大学3年からインターンをされていたんですよね?

はい。大学3年の6月からインターンを始めました。働くイメージがつかなかったので、まずは長期でできるインターンを探しました。

ーどういった業界でインターンを探していたのですか?

実は業界は絞っていなくて、会社員のように働ける長期インターンを募集している会社を探していました。最終的には人事コンサルティング会社の新卒採用のサポートをするインターンを見つけて応募したんです。

実はこの会社は選考兼短期でインターンをし、合格をもらえた人が長期インターンへ昇格する形でした。ただ私が何度挑戦しても合格ラインに到達することができなくて……。最終的には直談判をして長期インターンとして働くことになりました(笑)

ー直談判をした経緯もお聞きしていいですか?

どうしても長期で働きたいという気持ちが強くて。当時の私は視野が狭かったのもあり、ここの会社しかない!と思い直談判しました。

ー直談判って萎縮してしまう人もいるだろうなと思うので、すごいなと思います。

ちなみにこれを意識して伝えたことはありますか?

実は覚えていなくて……。(笑)正直その長期インターンを初めてからの方がめちゃくちゃ辛かった印象が強いです。

ーどういった点で辛かったのですか?

インターンのお仕事は新規事業のクライアントになる企業にテレアポをして

最終的に契約を取るという仕事内容でした。営業トークとかのスキルが全くない状態でいきなり電話をかけるということが怖かったです。

自分でやりたい!と直談判までしたのになかなか成果を出せないという気持ちで辛くなりました。

ーインターンを乗り切るためにこういったことを意識して取り組んでみたということはありますか。

最初の頃は電話をかけるのが怖くて、1日10件程度しか電話をかけることができませんでした。それを当時の社員さんに「なんでこんなに少ししか電話がかけられないの?」と指摘を受けてしまって。

営業の電話って企業にとっては迷惑でいらないものと思われているだろうと思っていて。でももしかしたら100件かけたうちの1社は必要としているかもしれないと考えることでたくさん電話もかけられるようになりました。その結果、社員さんのサポートもあり1件契約を取ることができました。

ー自分で考えた上でそういった成果を生み出せたんですね!

絶対できるわけがないと思っていたことが、行動してみたら成果に現れたというのが自分の中で自信に繋がりました。

今まで自分が気にしていたことは、実は周りはあまり気にしていなかったかもしれないと思うようになったら気持ちが軽くなったんです。そこからは物事をプラスに考えることができるようになりました。