コーチング×サウナでお互いの物語を分かち合い。応援しあえるまちづくりを!はぐくむコーチ田島聡士

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第778回目となる今回は、株式会社はぐくむ・田島 聡士(たじま・さとし)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

大学生のときに世界一周をした人の話を聞いていろいろなことに挑戦し、現在は株式会社はぐくむでコーチングやファシリテーションをしている田島さん。過去の話から『はぐくむ』に勤めるようになった経緯と、田島さんは大のサウナ好きということでサウナの魅力も語っていただきました。

株式会社はぐくむとサウナの魅力

ーはじめに自己紹介をお願いします。

株式会社はぐくむでコーチングやファシリテーションといった場づくりをしている田島聡士と申します。週に2、3回サウナに通うほどのサウナ好きです。『はぐくむ』の中でサウナとコーチングをテーマにした1泊2日のイベントを月に1回開催しています。他にも副業として休日は千葉県にあるサウナの施設で熱波師として働いています。

ー株式会社はぐくむでは具体的にどのようなことをされているのでしょうか?

はぐくむでは経済圏づくりとまちづくりの2つの社会づくりをしています。

経済圏作りでは15年前から教育を行っています。教育で行っていることは生き方や働き方を探求するライフデザインスクールや、コーチングを学ぶスクールです。教育以外にもコンサルティングの事業を行っています。これは成果や売上を求めるコンサルティングではなく、社員一人ひとりが生き生きと働けるようなコンサルティングの事業です。

町づくりでは世田谷の東松原でシェアハウスを3件運営しています。また『はぐくむ湖畔』というカフェも運営しています。

ー『はぐくむ』はいろいろな事業をされている会社なのですね。そのなかで田島さんはどんな立場でどんなことをされているのですか?

教育の事業のセールスを担当しています。ライフデザインスクールやコーチングといったスクール事業の集客に携わっています。

ー株式会社はぐくむは世の中にどんな価値を提供しているとお考えですか?

工業社会から自律社会への橋渡しを提供している会社だと考えています。工業社会とは会社のパーツとして扱われたり、成果のために売上を追い求めてみんなが同じ仕事をしたりする社会のことです。かんたんにいえば親世代の考え方といったところでしょうか。

一方で自立社会というのは自分らしく働いたり、自分のやりたいことで生きていけたりするような社会のことです。工業社会からなかなか抜け出せない人の手助けができたらよいなと思っています

ー最初の自己紹介でサウナについてのお話がありましたが、田島さんのお仕事となにか関連があってサウナに熱中されているのでしょうか?

サウナにハマったのは前職で採用コンサルタントの仕事をしていたことがきっかけです。前職を辞めるタイミングで1度うつ病を経験しているのですが、それを克服するプロセスでサウナの魅力にハマりました。

世間ではよくサウナをすることの効果として「ととのう」と表現されます。これは自立神経のバランスが整うことによって世間でいわれている「ととのう」が体験できるのかなと。サウナに入ってリラックスすることで、余白がうまれて自分のやりたいことも出てくる点がコーチングに似ていると思っています。

世界一周をした方から話を聞く。いろいろと行動するように

ーここからは田島さんの過去を振り返ってお伺いしていきます。田島さんはどのような学生でしたか?

高校時代まではゴールキーパーとしてサッカーに打ち込んでいたサッカー少年でした。その後、サッカーの強い大学に進学したかったのですが、まったく別の教育系の大学に進学しました。大学ではサッカー部に入らなかったため熱中できるものがなく、もやもやした日々が続きました。

ー大学ではなぜサッカー部に入らなかったのですか?

監督のいないサッカー部だったからです。真剣にサッカーがしたかった僕には合わないなと思ってサッカー部には入りませんでした。

ーもやもやを脱するためにどんな行動をしたか教えてください。

大学2年生のときに世界一周をした方から話を聞きました。その方は生き生きとしていて、話も非常に魅力的でした。そこからひとり旅に魅力を感じて実際に旅に出ました。

ーひとり旅を経験してみていかがでしたか?

海外でフリーランスとして働いている方や、旅をしながら働いている方に出会えたのがよかったです。労働は苦しいことだと思っていましたが、まったく違う価値観に出会って出会って僕自身の価値観も変わりました。

長期休暇になると海外に行ってゲストハウスで過ごしたり、ベトナムでインターンシップをしたりしました。自分のやりたいことはできていたものの、熱中できるレベルのものはありませんでした。