税理士を目指し商学部に通う大学生が芸能界へ!女優 雪見みとに聞く、人生の選択の裏にある信念とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第741回目となる今回は、雪見 みと(ゆきみ・みと)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

株式会社For youに所属し、芸能活動を行う雪見さん。芸能界入りした経緯や、上京後の挫折経験、雪見さんが大切にしていることなどをお話していただきました。

普通の大学生活、新しく開設したInstagramアカウントが転機に

ー簡単に自己紹介をお願いいたします。

株式会社For you所属の雪見 みと(ゆきみ みと)です。京都で大学生活を送ったあとに上京し、芸能活動を開始しました。最近は純猥談「いつか回り回って恋人に戻れたら幸せです」主演をさせていただいたり、ebook japanなどのCMに出演させていただきました。

ー大学進学後に芸能界入りされたんですね!

同志社大学の商学部に通う、いたって普通の大学生でした。会計系の分野に興味があったことや、祖母が税理士をやっていたことから、大学3年生の春から資格の学校に通って税理士を目指していました。

転機となったのは、大学2年生頃から、友達が持っていたカメラの被写体活動を開始したことです。たくさん写真を撮ってもらったのでどこかにアップしたかったのですが、自分のSNSアカウントでは恥ずかしく……大学3年生頃に、ポートレートをアップする専用のInstagramアカウントを開設しました。

ー​​どうして商学部への入学を決めたのでしょうか?

進路選択のとき、「今は知らない世界を知りたい」と思い、商学部を選びました。いま決めたことが人生の全てではないと思っていて。わたしは常に、目の前にある面白そうなことを選ぶようにしています

当時はどうしてもひとり暮らしがしたくて、兵庫の実家からは通えない京都の大学を選びました。入学後は、採点バイトや個別指導のバイトをしながら大学に通い、お金稼ぎの大変さを知りました。

ーInstagramアカウントが芸能界入りのきっかけとなったのでしょうか?

当時は芸能の仕事につながると思っていなかったです。友達に撮ってもらったものをアップするだけのアカウントだと考えていました。機会があれば、友達以外にも撮ってもらいたいなと思いつつ、楽しく投稿していました。

友達にはたくさん写真を撮ってもらったので、1日1投稿を目標に運用していました。写真関連のハッシュタグをつけて投稿したり、すてきな写真を撮っているカメラマンさんをフォローしたりと工夫もしていました。

ー被写体活動は楽しかったですか?

普段は触れる機会のない本格的なカメラで写真を撮ってもらうと、自分の知らない自分がいることに気づいてワクワクします「わたしってこんな顔するんだ!」と、毎回新しい気づきがありました

わたしは、会計学に使うような数字は好きですが、文章や自分の表現はあまり得意ではありませんでした。でも写真であれば、言葉を使わなくても自分を表現できる、被写体活動でもっと知らない自分の表情が見てみたいと思いました。

上京後はコロナ禍に直面。芸能界の厳しさも知る

ー大学卒業後を考えるようになったタイミングでは、進路に迷いもありましたか?

大学3年次に税理士を目指して学校に通い出したこともあり、一般企業への就職も考えていました。Instagramのフォロワーが増えて、被写体活動の楽しさを知ったのも同時期でした。

大学3年生の9月に、初めて東京のカメラマンさんに撮影してもらったことがありました。それまでは友達や関西のカメラマンさんに撮ってもらっていましたが、東京で出会った方々は、お仕事としてカメラマンやモデルをされている方が多く、「わたしも被写体活動を仕事にしたり、もっと上を目指せるかもしれない」と刺激を受けましたね。

わたしは「目の前の楽しいと思うことを、後悔せずにやる」ことを大切にしています。税理士になるか、被写体の仕事を本格的にやるかで迷ったとき、後者のほうがワクワクできると思いました。

大学4年生の春、ミスSNSコンテストに出た際に、現事務所の社長に声をかけてもらいました。「女優やモデルをして東京で頑張らないか」と言われて、挑戦してみようと決めました。本格的に芸能生活を始めたのは、大学を卒業してからでした。

ー芸能活動のスタートと上京、2つの大きな転機が同時に訪れたんですね。

まわりが大手企業に就職して、安定を手に入れる中、知らない世界に飛び込んで正直とても不安でした。でも、それ以上に「やってみないとわからない!」とワクワクが大きかったですね。

ただ、上京して早々コロナ禍に直面し、自粛ムードでやりたいことができず1番苦しい時期でした。自粛ムードで、Instagramへの投稿内容にも気を使いました。せっかく上京したのにやりたいことができず、1番苦しい時期でした。

このときは、Youtubeの投稿を始めたり、受けられるオーディションを受けるなど「今できることをやろう」という前向きな気持ちだけは絶やさないように頑張っていました

あとはやっぱり、大学時代からInstagramをフォローしてくれていたファンの方の応援が支えになりましたね。コロナ禍を生きているのはみんな同じなので、わたしをみて元気になってくれる人がいるなら頑張ろうと思えました。

ー雪見さんはいつも前向きですね。どうしてでしょうか?

一度きりしかない人生、後悔したくないんです。もちろん、後悔したことも何度もありますよ。大学時代、簿記2級をあと3点で不合格になって、もっと勉強しておけばと思ったことも(笑)

人生でなにかを諦めてしまうのはもったいないと思っていて、心残りのある人生を送りたくない、常に新しいことに挑戦し続けたいと思っています。簿記もそうですが、心残りがあることはいつかリベンジしたいですね。

ー前向きな挑戦のおかげで、最近はたくさんの作品に出演されていますよね。

上京したての頃は、喫茶店でバイトしながら活動していました。

流れが変わったのは、2021年の秋頃から立て続けに合格をいただけたことです。それまでは、オーディションで自分をよく見せようと必死で、不合格続きの悔しい思いをすることが多く。でも、この時期がバネになりました。

子役から始めた方もいる世界で、わたしは良くも悪くも普通の学生生活を送ってきました。オーディションでも、ありのままの自分で勝負できるようになってから、お仕事をいただけるようになりました