「人生は誰でも楽しめる」コーチング、武田和磨が伝えたい、人生を楽しむ極意とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第667回目となる今回は、コーチング・武田 和磨(たけだ・かずま)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

人生を楽しみたいと思い、大企業を辞めてコーチングの道に進んだ武田和磨さん。「人生は誰でも楽しめる」と語る武田さんが本当に伝えたいこと。武田さんが考える人生の楽しむ極意ついてお話を伺ってきました。人生の選択に迷われている方へ、武田さんのメッセージをお届けします。

コーチングは可能性のふたを外して応援すること

ー自己紹介をお願いします。

武田和磨と申します。現在29歳で、1児のパパです。仕事はコーチングとコミュニティを運営しています。また、4月からはテントサウナを始めようと思っています。

趣味はサウナ、読書、筋トレです。特技は早寝早起きをすることです。

ー簡単に「コーチング」とは何か教えてください

コーチングは、その人の可能性のふたを外して応援するものだと思っています。例えば、20代の方が何か挑戦するときは家族や同期、社内の人達からの応援の言葉は少ないと思います。

たった1人でも応援してくれる人がいると、自分を信じて前に進める。対話を重ねて、目標を作って、一緒に伴走していくことがコーチングの仕事だと思っています。

ーコミュニティについて教えてください。

朝活コミュニティHAYANEを運営しています。学校をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。最初は朝活に特化していましたが、最近は人数が増えてきたため、コミュニティの中にもサウナ部やフットサル部、生花部などがあります。部活ごとに毎日活動しているコミュニティです。

自分なりの成功を見つけた高校時代

ー高校時代のお話をお聞かせください

神奈川県にある法政大学第二高等学校に入学しました。バスケットボール部に仮入部として参加したときに、法政大学第二高等学校は、神奈川県で1位を目指している学校だと知りました。当時の僕は「がんばればなんとかなる」という軽い気持ちで入部を決めたのですが、そこからが地獄の始まりでした。

入部して2週間で「おれ、試合に出られないな」と思いました。どんなに努力しても超えられない壁があると、わかっていながら練習を送る日々でした。それでも、今となっては良い経験だったと思いますし、僕の人格を形成した3年間だったと思います。

ー3年間、試合に出場できましたか?

1試合も出れませんでした。ただ僕の中で、試合に出場することだけが成功ではないと感じていました。試合に出て、直接得点を入れることはできません。それでも、仲間を応援してモチベーションをあげることで、間接的に得点を入れられる経験をしました。

誰よりも声を出して練習に取り組んでいましたね。監督からは「応援団長のポジションを与えるから、神奈川県1位に導いてくれ」と言われました。しっかり努力していれば、自分なりの成功が見つかるんだなと、高校3年生の時に感じました。

ー大学生活はどのように過ごされましたか?

バスケットボールでも活躍したいと思いまして、法政大学の一番弱いバスケットボールサークルに入りました(笑)今が一番楽しいと思いながら、大学生活を楽しんでいましたね。サークルの代表もしていたので、その経験が今のコミュニティにも生きてるかなと思います。

顧客満足度1位を受賞

ーその後、野村不動産ソリューションズに入社しました。入社したきっかけを教えてください。

大きい「ありがとう」が欲しかったのと、商品で勝負するのではなく、人で勝負したかったので、野村不動産ソリューションズへの入社を決めました。きついこともありましたが、何より愛があり、楽しい会社だなと思いました。

ー25歳の時に顧客満足度1位を3度受賞されました

30歳くらいで1位を取れたらいいなと思っていたので、素直に嬉しかったです。営業成績1位よりも顧客満足度1位の方が評価が高いところが、野村不動産ソリューションズの良いところだと思っています。

日頃から「1位を取りたい」と口に出していたので、すでに1位を取ったことのある先輩方が色々とアドバイスをくれるようになりました。内に秘めず、口に出すことが1位を取れた秘訣かなと思っています。