「福業」で自分にあった幸せを見つけよう。地域活性化団体「のろし」共同代表・峯川大

“福業”をより多くの人に広めていきたい

ーメンバーは30人ほど所属しているとのことですが、どのような会社で働いている方がいらっしゃいますか?

大企業で働いている人や、個人事業主まで、働き方は人によってさまざまです。住んでいる場所も、ほとんどが市外です。市原市は工業の街なので、地方から市原市に働きに来た人が、市原市で友達を作るために参加しているケースも最近ではありました。

地域に関わりたい、地元の人と関わりを持ちたい、という動機で「のろし」のメンバーに加わった人が多いですね。

ー「のろし」のメンバーから言われて嬉しかった言葉などありますか?

コロナの感染者数が拡大していた時期は活動を控えていたのですが、緊急事態宣言が明けたタイミングで、久しぶりに活動を再開しました。そのとき、移動中の車内で、メンバーから「”のろし”の活動がないと生活に張り合いがない」と言ってもらえたのが嬉しかったです。

そのメンバーにとって、月1で参加する「のろし」の活動が、ある種の生き甲斐となっていたのでしょう。「活動がない期間は楽しくなかった」と言ってもらえました。これこそ、理想としている”福業”のひとつの形です。お金を得るための活動であれば、このような言葉は聞けなかったでしょう。”福業”が自分の人生の一部になっているのだと思います。

ー最後に、今後の展望をお聞かせください。

もっといろいろな人に”福業”に参加してほしいと思います。幸せの形は人それぞれなので、自分は何をしている瞬間が幸せなのかを、”福業”を通して気づいてもらえたらいいですね。

そのためにも、求人サービス『マイナビ』や『リクナビ』のように”福業”を紹介するサイトを作ったり、合同説明会を開催したり、といったことも今後挑戦したいですね。

それともうひとつ。自分もメンバーも無理なく続けることを大事にしていきたいです。長く続く団体を目指します。そして、地域の方と信頼関係を築きながら、地に足が着いた活動を作っていきたいです。

ー峯川さんの今後のご活躍を応援しています。本日はありがとうございました!

取材:田中のどか(Twitter/note
執筆:きどみ(Twitter
編集者:仲奈々(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter