直感で動けばレールから外れても怖くない!アイルランドの大学生古後真の人生の選択

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第625回目となる今回は、古後真さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

アイルランド国立トリニティカレッジダブリンに通い、現在はポーランドに交換留学をしている古後真さん。今回は、真さんの幼少期のエピソードから、現在のアイルランド・ポーランドでの大学生活、今後の展望までお伺いしました。

「アイルランドの東大」ダブリンに通う現役大学生の心境

ーまずは、自己紹介をお願いします。

アイルランド国立トリニティカレッジダブリンに通う、大学3年生の古後真です。大学では、経営やマーケティングを学んでいます。

2月からポーランドに半年間交換留学していて、現在はポーランドにいます。

ーアイルランドの大学はどのような大学ですか?

日本で言うと東大のようなアイルランドでトップの大学です。400年の歴史がある大学で、ガリバー旅行記の作者やアイルランドの元大統領が通っていました。

アイルランドはもともと国際色豊かな国のため、大学には中国インドや韓国などさまざまな国籍の人が通っています。生徒数は2万人程です。

ーアイルランドの大学に入学した経緯をお伺いしたいです。

もともとは日本の大学に行こうと決めていたのですが、落ちてしまったことがきっかけです。

どこの大学に行こうか迷った時に海外の大学に挑戦してみようと思って。留学エージェントに相談して紹介してもらった大学の中で、一番教育レベルが高い大学を選びました。

アイルランドの大学に入るためには、高校の成績とIELTSの点数が6.5以上必要でした。また、日本の高校とのギャップを埋めるために語学学校のファウンデーションコースに通うことも義務付けられていたので、1年間語学学校でビジネスや経済なども学びました。

祖父の死が引っ込み思案の自分を変えた中学高校時代

ー小学校や中学時代の古後さんはどんな子どもでしたか?

小中は目立つことが好きではなく、周りの顔色を伺うような子どもでした。全く勉強をしなかったので本当に頭が悪くて、偏差値は20台を取ってしまう時もありましたね。

600人いる中で下から20番目くらいで、いつも赤点ギリギリで。

ー高校時代のエピソードをお聞かせください。

中学3年生の時に祖父が亡くなったことが、自分の人生の大きなターニングポイントになりました。

祖父は、僕が祖父の中で一番下の孫だったので目にかけてくれて、いつもためになる話をしてくれたのを覚えています。

当時は難しくてよくわからなかった話も多かったですが、歳を重ねてて意味が漸く分かるようになったので、叶うならば祖父ともう一度話してみたいですね。

進路を選択する時は、家系に理系出身が多く周りと私がやりたいことが違った時も「自分の好きなことをやりなさい」と唯一の味方でいてくれた祖父だったので、後ろ盾を無くしてしまったような感覚でした。

祖父が亡くなってから、「自分のことは自分で考えないと、誰も守ってくれない」と思うようになりました。