営業代行社員と役者の二足のわらじで活動する坂戸公輝を支えた「人の温かさ」とは

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第802回目となる今回は、坂戸 公輝(さかと・こうき)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

営業と役者の二足のわらじで活躍している坂戸さん。高校で演劇部に入部したことがきっかけで芝居の楽しさに気が付きました。さまざまな困難を乗り越えてきた坂戸さんにこれまでのキャリアや、人とのつながりについてお話いただきました。

芝居の楽しさに気づいた15歳

ーまずは簡単に自己紹介をお願いします

『株式会社営業ハック』という営業代行の会社で、主に情報発信などのコンテンツ制作の仕事をしています。また、芸能事務所に所属しながら役者としても活動しています。

ー役者としての活動はどういった内容でしょうか

事務所内でレッスンを受けながら、ドラマや映画のオーディションを受け、合格したものに参加させていただく流れです。最近ですとNHKの大河ドラマに少しではありますがセリフのある役で参加させていただきました。

ー幼少期はどのように過ごされましたか

読書が好きで小説家になりたいと思っていました。両親が積極的に本を読ませる方針だったので、文字ばかりの伝記や小説を子供の頃から読んでいましたね。特に伊坂幸太郎さんの作品をたくさん読んでいました。小説で読んだ内容、情景を想像することが楽しかった記憶があります。

ーいつ頃からお芝居を始められたのですか

高校で演劇部に入部したのが芝居を始めたきっかけです。当時は家庭の事情もあり、帰宅部を考えていました。でも何かしらの部活に入らなければいけない決まりがあったので、あまり活発じゃなさそうだった演劇部にしました。それと、当時の演劇部の部長さんに一目惚れをしたのも理由のひとつです(笑)。

ー入部のきっかけは芝居がしたいという気持ちではなかったのですね!そこからどのあたりにお芝居の楽しさを感じたのでしょうか

本業として劇団で芝居をされている方が教えにきてくれるイベントがあったんです。その方の話を聞いて、芝居って面白いなと感じました。子供の頃に小説を読んで想像していましたが、芝居はストーリーに自分が加わることができる。今までは小説を読んで想像することしかできなかったので、新しい発見でした。

人の暖かさに触れた社会人生活

ー高校卒業後の進路についておきかせください。

地元岩手県の鉄道会社に就職しました。本当は大学に進学したかったのですが、金銭面で難しいと判断し、社会人として自立する選択をしました。

ーそうだったんですね。本意ではなかった就職の道ですが、働いてみていかがでしたか。

配属先の地域の方々に温かく接してもらい、とても有意義な時間を過ごすことができました。そこは電車が1時間に1本の田舎で、新人職員が配属されるのもかなり久しぶりだったそうです。野菜をいただいたり、休日には町内の飲み会に誘ってもらったり、人の優しさに触れた経験でした。

ーとても温かい地域の方々ですね!では2年目以降はどのように働かれていましたか?

田舎の駅から県庁所在地の盛岡市の駅に転勤しました。これまでとは違い、人口も電車の本数も多く、24時間の勤務体制。夜勤や不規則な勤務により体調を崩してしまい、これ以上この環境で働くことは厳しいと感じ、転職を決断しました。

ー体調を崩されてしまったんですね……。次はどのような道に進まれたのでしょうか

田舎の駅で勤務していた頃に、社会人の劇団の方々と関わる機会がありました。その方から「岩手に芸能事務所があるから受けてみない?」と誘っていただいたんです。今後の働き方をどうしようか考えていたので、せっかくならやりたいことにチャレンジしてみようと思い応募しました。そして無事に合格することができました。

ー人との繋がりが、新たな環境にチャレンジするきっかけになったのですね!芸能事務所では主にどのような仕事内容でしたか?

ローカルテレビ局のリポーターや、ラジオパーソナリティ、外部の社会人劇団でお芝居に出させていただきました。