なりたい自分になるため挑戦する姿勢を忘れない。CORE代表・尾崎莉緒

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第944回目となる今回は、株式会社CORE代表・尾崎莉緒さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

人事として採用、採用広報、制度設計などを経験し、現在は株式会社COREで女性特化のビジネスマッチングサービス『CORE』と固定概念にとらわれずキャリアとライフイベントのネクストアクションを追い求めるコミュニティ『MEASURE』を運営している尾崎莉緒さん。コンフォートゾーンを抜け出し挑戦することの大切さについて話してもらいました。

まわりからの影響を受けた幼少期

ーまずは自己紹介をお願いします。

株式会社CORE代表の尾崎と申します。新卒でWeb制作会社のフリーランス向けマッチングプラットフォームの営業立ち上げと、キャリアアドバイザーを担当した後に、社内移動で人事や広報を経験しました。

フリーランスとして独立してスタートアップを中心に採用支援をした後、昨年の7月末に株式会社COREを設立しました。

現在は女性限定のビジネスマッチングサービス『CORE』と、キャリアとライフイベントのネクストアクションを追い求めるコミュニティ『MEASURE』の2つの事業を展開しています。

ー事業について具体的に教えていただいてもよろしいでしょうか。

『CORE』は、女性限定のマッチングサービスです。同じ職種で情報シェアしたり、ロールモデルの女性にキャリア相談したりと悩み共有ができます。マッチングを通じて採用や、自身の働き方改革、働き方の思考のアップデートを進められます。

『MEASURE』は女性が直面するライフイベントとキャリアをどう両立していくか、メンバー同士で交流しながら、「結婚3.0~キャリアとライフイベントのネクストアクションを追い求めるコミュニティ~」です。

毎週木曜日20時に活動していて、キャリア設計ワークショップや女性のキャリア・パートナーシップをテーマにした読書会を開いています。

他にも、毎月ゲスト講師を呼んでパートナーシップやキャリア、結婚、不妊治療、更年期など女性特有の悩みを勉強しています。

ー現在に至るまでのお話を伺えればと思います。どのような幼少期を過ごしていましたか。

周りの影響を受けて過ごしていました。他者からの影響を受けるタイプだったんです。自分が信頼する人からのおすすめは絶対外れないと思っていて、本や動画、記事などよく目を通していました。

信頼する人が楽しそうにしていることは、自分もやってみたら面白いと感じるのでは?と考えていましたね。

ー高校ではどのような学生時代を送っていたのでしょうか。

兄に負けたくない気持ちがあったので、頑張って勉強して兄と同じ高校に進学しました。入学後はチアダンス部に入部したのですが、人数が多かったのでレギュラー争いがありました。

絶対レギュラーに入りたかったので、小さな努力を積み重ねて勝ちにいく行動をしていましたね。とにかく負けず嫌いでした(笑)。

ー大学進学ではどのような軸で大学を選ばれたのですか。

スポーツ系の大学への進学を考えていました。チアダンス部でまわりに怪我をする人が多かったので、怪我やスポーツの知識をつけたいと思ったのです。コーチとして携わっていたこともあったので。

スポーツ系の学科が限られる中で、必要な知識が得られそうな立教大学のスポーツウエルネス学部に進学しました。

1社目で早期退職、GIGで尊敬する代表と出会う

ー充実した大学時代を過ごした後、1社目はどのような企業に就職したのでしょうか。

1社目はIT×ウエディングの会社に入社し、インターンから営業を担当していたのですが新卒として入社したタイミングでCSへ異動になってしまったんです。当時一番やりたい職種、成長できる職種は営業だと思っていたので急な異動にショックを隠せませんでした。

ただ一度は与えられた環境で頑張ろうと思い、目標を達成していたら希望の部署に戻してあげるという会社からの言葉を信じ目標達成し続けていたのですが一向に希望部署への異動は叶いませんでした。

自分の幸せを考えたときに、合わない環境にいても疲弊して心を壊すのではと思い、退職しました。早期に退職してしまった点に関しては初めての挫折経験でしたね。

ーGIGにはどのような経緯で入社したのでしょうか。

株式会社LIG代表の岩上さんが新しく『株式会社GIG』を創業する話を聞きまして。当時LIGのメディアが好きで読んでいたのです。次は自分が尊敬できる方がいて「自分で決めたから頑張れる」と思える会社で働こうと考えていました。

人を尊敬する基準は2つあると思っています。1つめは仕事に熱量を持って行動しているか。2つめは他者を巻き込んで仕事を進めているか。

当時まだ10人くらいしかいなかったのに評価制度や教育体制があり、「GIGなら成長できそう」と思い、入社しました。

ーGIGに入社してからは、どのような日々を過ごしましたか。

営業未経験で入ってわからないながらに売り上げる意識を持ち、知恵を絞って行動量を上げていましたね。売り上げを達成するために、日々当時の上司と話し合いながら考えて進めていました。

人材領域の営業を経験した後、会社について対外的に発信する経験を身につけたいと思ったので人事にキャリアチェンジしました。ずっと尊敬する代表の岩上さん直下で働かせてもらい、今まで挑戦したことがない、より強みを伸ばす仕事が経験できましたね。