マイナス10キロのダイエットに成功し起業!立石有香莉の人生を変えたトランポリンとの出会い

トランポリンを通じて、前向きでハッピーな人を増やしたい!

ー会社員から起業というかなり大きな行動力ですが、今までで一番刺激的だった人や人生を変えてもらった人はいますか?

CAMPFIREの家入さんです。大学時代に起業家養成講座のゲストスピーカーとして講演してくださいました。起業家というとスーツをビシッと着こなして、ハキハキとリーダーシップがあるイメージでしたが、家入さんはそのイメージと離れていました。

「わたしは学生時代いじめられて引きこもりでした。それでもありがたいことに、現在は事業も軌道に乗らせてもらっています。だから起業は誰でもできるんです」

と小さめの声で語られていた姿がとても印象的でした。私が持っていた起業家のイメージ像がいい意味で壊されましたね。

当時はまだ起業したいとは思っていませんでしたが、私にも可能性があるかもしれないと希望をくれたというか。のちに起業したいなと思える種を植えてもらった気がします。

ーいざ実際に起業をしてから苦しかったことがあれば教えてください。

本当に大変でした!SNSでは基本的にポジティブな面のみ発信していますが、裏では苦労がありまして……。

まずはお金が苦しかったです。貯金をトランポリン1500個の在庫に使っていたので手元に資金がありませんでした。

さらに、1月に退社して、2月の準備期間を経て3月から販売開始する予定だったところ、商品の色が仕上がらないトラブルが発生してしまったんです。クラウドファンディングのリターンも約束していたので、染色のやり直しを結局2〜3回して、販売開始が4ヵ月も遅れてしまいました。

当然その間収入はほぼない中、年金・税金・保険金‥等の請求に追われ、さらに資金調達しようと融資を申し込みましたが落ちてしまって‥相当しんどかったです。

ーそれはかなり大変でしたね……。

本当に売り始めることができるのか、売り始めても生活できるまで伸ばせるのか。何も進んでいないのではないかという不安で、暗闇の中をさまよっている気分でした。

販売前のプロモーション活動も最初は商品の説明を中心に語っていました。でもなかなか振り向いてくれる人もいなくて。自分でどうにかするしかないといろいろと手を尽くし、その結果自分のことを発信する今のSNSのスタイルにたどり着きました。

「え?会社辞めてトランポリン1500個も作ったの?ヤベー!!」みたいな、そういう反応をみんなしてくれたんです。そこに人々が刺激されるポイントがあるんだと気がつきました。

それからは応援してくれる方も増えて、販売も無事開始することができました。

ー最後に、これからのビジョンや成し遂げたいことをお聞かせください。

まずはトランポリンでハッピーな人を増やしたいですね。飛び跳ねるとセロトニンという幸せホルモンがでると言われていますし、笑顔で飛んでいる人をみて悪い気がする人はいないじゃないですか。なのでまずはハッピーな人を増やしたいと思っています。

また、購入してくださった方の生活が変わるまでサポートしていくことにコミットしたいと思っています。

あとは事業を継続していくことが一番の目標です。ありがたいことにSNSの動画をみて

「すごい刺激になりました!」「元気をもらいました!」

と言ってくれる方が多くて。これからも誰かの刺激になれたらうれしいなと思います。尊敬する家入さんのような起業家になることを目指して、これからも頑張っていきたいです!

ーありがとうございました!ゆかぴょんさんの今後のご活躍を応援しております!

取材:八巻美穂(Twitter / note
執筆:田中タツ(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter