言語学習は継続が大切!Sanpo English代表 度野恵果が語る、今後の夢

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第733回目となる今回は、度野 恵果(たくの・けいか)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。

英会話事業を行うSanpo Englishの代表を務める度野さん。世界一周の経験や、英語に興味を持った理由、今後の展望などについてお話していただきました。

 

大学時代から、英語の勉強に没頭。そして世界一周へ

ー簡単に自己紹介をお願いいたします。

Sanpo English代表の度野 恵果(たくの けいか)です。23歳で世界一周に挑戦し、帰国後にゲストハウスの運営と受付、イベントの企画などを行いながら、Sanpo Englishを立ち上げました。コロナの影響で民泊業界に転職し、1年後にSanpo Englishで独立しました。

ー世界一周を経験されたんですね!海外にはいつから興味があったのですか?

高校生のときにジャスティンビーバーを好きになって、英語に興味を持ちました。とはいえ大学では英語を学んだわけではなく、幼稚園教育系のところを選びました。

大学では、必修で児童養護施設のボランティアに行くことになりました。児童養護施設はひどい環境で育った子が多く、暴言を吐く子もいて荒れていて……どうにかしてあげたいと思ったんです。こうした経緯もあって、大学卒業後は、私立の幼稚園に就職を決めました。

ー​​いったんは幼稚園の先生をされたんですね。英語の勉強を始めたのはいつですか?

児童養護施設にいる子どもたちを見て、大学に行ける自分の幸せに気付きました。学生時代に何か勉強しておきたいと考えていたところ、「オンラインで英語を教えます」と募集されている方を見つけたんです。その方はYouTube、Twitterなども運用されている有名な方で、1年半ほどオンラインレッスンを受けました。

その後も独学で、トータル3年ほど勉強を続けましたね。就職してからも、土日はずっと英語の勉強に没頭していました。

ーでは、世界一周に挑戦したきっかけはなんでしょうか?

幼稚園に勤務して、平日は子どもたちの相手をして、土日はほぼ1日英語漬けの生活が続いていました。当時は、平日と土日のギャップに悩む毎日でした。

この生活の中で1番楽しかったのは、幼稚園に通うELTの先生と、英語で話せる時間だったんです。このことに気づいたのは、就職後3年経ったタイミングで、もう辞めてもいいのではと思いました。

英語を生かして海外に渡る方法として、他にワーキングホリデーなども考えました。でも、海外を転々としている友人も何人かいたので、友達に会いたい一心から「世界一周しよう!」と決めました

ーいきなり世界一周だなんて、すごい決断ですね。

幼稚園には長期休暇制度もあったのですが、一旦お休みをとって海外に行ってしまったら、帰ってこれなさそうで怖かったんです(笑)

世界一周は、まずアメリカに行って、その後南米のペルーに渡りました。このペルーで突然、手術を受けるアクシデントがありました(笑)日本にすぐ帰るのであれば日本で手術してもいいと現地の医師には言われたのですが、世界一周は続けたかったので、手術を受けると決めました。

人差し指の痛みで病院に行って、医療通訳者とともに検査を受けたのですが、違う箇所のけがが発覚して……本当に突然手術を受けることになって驚きましたね。現地の医師がDVDにケガの様子を映像で残してくれて、帰国後に日本の病院へ治療をパスできて、安心しました。その後は東欧、アジアをまわって帰ってきました。

世界一周を経て、南米が大好きになりました!ぜひまた行きたいですね。今はコロナ禍ではありますが、今後はぜひ、まだ行ったことのない国にも訪れたいです。

培ったスキルを生かし、英会話事業を立ち上げ

ー現在取り組まれている英会話事業について教えてください。

3年前頃から、オンラインの英会話スクールを始めました。ただ英語を教えるだけではなく、ティーチングもテーマにしていて、プライベートな価値観を英語で尋ねて、心でつながる関係を目指しています。

受講者はほとんど英語初心者の方ですね。今はオンラインがメインですが、いつか対面でもやりたいと思っています。

事業を始めたきっかけは、世界一周のとき、ヘルシンキからバンコクにいく飛行機で出会った方とのお話がきっかけです。その方は会社を経営されている方で、わたしは話の流れで、なんとなく「英語の先生になりたいな」と伝えたんです。そうしたら、「先生になって、誰に何を伝えたいの?」「なんで英語の先生がいいの?」などと深掘りされました。深く考えながら質問に答えていくうちに、わたし自身の英語を通じた夢を発見できたんです。

事業を始めて、日々の中で英語に触れ、価値観を広げることの楽しさに気付きました。生徒さんから「楽しい」、「毎日の生活の息抜きになる」などと言われると、とても嬉しいですね。

ー事業立ち上げの前に、別のお仕事もされていたそうですね。

ゲストハウスの会社から、コロナ禍で転職して、空き部屋をアレンジして貸し出す民泊事業を行う不動産会社に在籍しました。

ただ、この会社は企業風土がイメージと違っていて、結局1年でやめてしまいました。英会話事業を並行して行う時期もあったのですが、英会話の生徒さんに迷惑をかけるくらい残業も多くて。わたしが本当に好きな仕事は英会話の方だと思って、独立を決めました

ー現在、他に挑戦していることはありますか?

韓国語の勉強も始めました!不動産系の会社で働いている時、周りに韓国人が多かったんです。そこでの韓国人の方々は日本語がペラペラで、意思疎通に苦労しなかったのですが、わたしも話せるようになりたい!と思いました。

勉強を続ける中で、いくらか話せるようになったので、今はオンライン授業で、日本語を教えている韓国人の生徒さんもいます。