「これまでの経験と共に前に進み続ける」と語る、立ち飲み屋店主・森貴充が選んできたキャリアとは

接客業から映像制作のフリーランスへ

ー結果も出て順調だったように見えますが、接客業から離れる決断をした理由を教えてください。

飲食業を離れた理由は2つあります。

1つ目はバイトメンバーからキャリアや進路の相談を受けることが多くあったのですが、大学受験も就職活動もやったことのない自分にはアドバイスできることがあまりにも少なかったことです。相談にのってあげられるような人間になるためにはもっといろんな業界や働き方を知りたいと思いました。

2つ目は、業績トップになったものの、すぐに給料には反映されなかったことが理由です。昇給は来年まで我慢してくれと会社から言われた時に、頑張った分だけ給料面も報われるような働き方をしたと思い、退職を決めました。

ー退職後、次は何に挑戦されたのですか。

自分が頑張った分だけ稼げるといえばフリーランス、フリーランスといえばプログラミングといった形で、フリーランスになったのですが、純粋無垢だったのでいわゆる情報商材を購入。結果的に全くプログラミングができるようにならず、ニートになってしまいました。

そんな時に住んでいたシェアハウスに遊びに来ていたとあるYouTuberがフリーランスで働きたい人向けのキャリアスクールを紹介してくれました。

そのキャリアスクールで動画の作り方やマーケティング視点での分析方法などを学ぶことができたので、そこからとにかく営業して動画編集案件などを獲得。数打ち当たった結果、売上70万円を獲得し、映像制作のフリーランスとして食べていけるようになりました。

飲食業界の課題解決に向けての再挑戦

ー現在は新たな挑戦として居酒屋のオープンがあると思うのですが、なぜこの挑戦を決められたのでしょうか。

キャリアスクールの講師業をする中で出会った人たちには飲食出身の方もいらっしゃったのですが、共通していたのが接客業が嫌でキャリアチェンジを検討しているのではなく、長時間労働などの待遇面が原因で新たなキャリアを模索していることがほとんどでした。

自分自身も、飲食業は好きでしたが、結果的に離れてしまったことを考えた時に、飲食業界の課題を解決するために自分にもできることがあるのではないかと思ったのです。

その第一歩として自分のお店を持ちたいと思ったタイミングでその思いに共感してくれる方と出会うことができ、お店を持つという目標に向けて動き出すことができました。

ーお店の無事オープンに向けてお忙しいところかと思いますが、今後の展望についても教えていただけますか。

まずは高円寺のお店を、軌道に乗せて行くこと、そして飲食店の良いモデルを作ることが直近の目標です。長期的には同じ気持ちで働いてくれる仲間を見つけて、店舗を増やしていけたらと思っています。

ー楽しみですね。最後に、同じU-29世代に何かメッセージがあればお願いします。

問いを立てることを忘れずにいてほしいと思います。それが当たり前だから、みんながやっているから、で終わらすのではなく、自分のために問いをたて、その上で自分を選択することが自分の幸せに繋がるはずです。

そしてその中で失敗したとしてもその失敗を含めて今の自分なので、その経験を大事に、その経験と共に前に進んでいってほしいと思います。私も引き続き、これまでの経験と出会いを大事に生きていきたいです。

ー本日はありがとうございました!益々のご活躍を応援しております!

今回のゲスト・森さん(Twitter)のお店『串カツ玩具-GANG-』の公式アカウントはこちら

取材:岩津立樹(Twitter
執筆:松本佳恋(ブログ / Twitter
デザイン:安田遥(Twitter
取材協力:ワークキャリア