「ヨコガオ」を描いてみつけられるもの
ー今までイベントを企画して、言われてうれしかった言葉はありますか?
最近ではパーソナルカラー診断とキャリアカウンセリングのイベントの時に言われた「直接人と会って、自分のやりたかったことをあらためて感じることができた」という言葉です。
副業でパーソナルカラー診断をされている方がイベント終わりに「私、この仕事を一生やっていきたいです」と話してくれました。変わるきっかけの助けになれたかなと思いうれしかったです。
ーあくびさんは、イベントを運営することのどこにやりがいを感じていますか?
やりたいことがあるけれど、どうしたらいいかわからない人と、一緒に実現する機会を作れる。やりたいことを実現した時に、人がどう感じるのかを一緒に見ることができる点が1番のやりがいですね。
人が輝く場所を作ることが好きです。
ーイベントで工夫している点はありますか?
「あくび」として運営したイベントでは、参加者の「ヨコガオ」の展示をしています。
イベントに参加している間に「自分ってなんだろう?」と考えてもらって、最後に自分の違う一面「ヨコガオ」をカードに描いてもらうようにお願いをしています。描き方は絵でも文字でもなんでもよいです。
カードの記入をお願いをした時は「私にはなにもないです」という人が多いですが、イベントが終わる頃には描いてくれる人のほうが多くなります。
参加者の方は人生を変えたいと思ってイベントにきてる人は誰もいません。「新しいことを知りたい」や「カフェに行きたい」などと同じような気持ちで来ています。しかし、展示されている方の「ヨコガオ」を見るとみんな描けるんです。
ー参加者したお客さんからのうれしい声もありますか?
参加者の新たな一面を出すきっかけになったと思ったことがあります。
格闘技を趣味でされている方がいて「格闘技はヨコガオですね」と伝えてもそんなことありませんと謙遜をしていました。帰る頃にはカードに「格闘技の大会に出たい」と描かれていました。
その2ヵ月後に写真と一緒に「大会に出て優勝しました」と送られてきたんです。
自分のやりたいことを言語化して人に見てもらうと、やってみようと思う人は多いと思っています。やりたいことを私に伝えにきてくれる方もいます。自分らしく生きるサイクルが回ってる気がして、私はとてもうれしいです。
生きやすくなるために「ヨコガオ」を作ってほしい
ーあくびさんが今後目指していきたいことはありますか?
仕事や学生などのいつも見せているオモテの顔だけではなくて、もう1つ自分を持つこと。「ヨコガオ」という概念を広めていきたいなと思っています。
私もオモテの仕事で落ち込んだ時に「大丈夫、あくびちゃんがいる」と思えるので、心の支えになるヨコガオを何個も持てるような世の中になったらよいなと思いますし、それを体現できる人になりたいなと思っています。
イベンターとしては「ヨコガオ」シリーズのイベントを定期的にやって、大きなまとめのイベントもやりたいなと思います。
ー20代の学生の方やキャリア・進路に悩んでいる方にあくびさんからメッセージをお願いします
普段周りに見せているオモテの自分がすべてだと思うとしんどくなって「今やっていることがすべてだ」「がんばらなきゃいけないのにがんばれない」と悩んでいる方も多いのではないかなと思っています。
悩んだ時に「ヨコガオ」という選択肢もあるというのを頭の片隅に置いてほしいです。
「就職活動も仕事も学校も人生のすべてじゃない」自分にとって生きやすい自分をオーダーメイドのように作っていける生き方もあるんだと思っていただけるとうれしいです。
自分のヨコガオがこれかもしれないと思ったら、ぜひ私に連絡してください。私がピーターパンのように場所を作ってあなたの夢を応援します。
ーありがとうございました!あくびさんの今後のご活躍を応援しております!
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取材:八巻美穂(Twitter / note)
執筆:みぞた(Twitter)
編集:松村彪吾(Twitter)
デザイン:安田遥(Twitter)