行動してみたからこそやりがいのある今があるオーテ・目黒悠に迫る

様々なキャリアの人たちが集まって、これまでのステップや将来への展望などを語り合うユニークキャリアラウンジ。第861回目となる今回は、オーテ(株)目黒 悠(めぐろ・はるか)さんをゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの経緯を伺いました。とりあえずやってみようの精神を持って行動する目黒さん。学生生活から現在に至るまでにどのように過ごしたかを深掘りしながら目黒さんのマインドセットついて迫りたいと思います。

ユーザーの顔を実際に見れるところがゲームアプリの運営の醍醐味

ーまずは簡単に自己紹介をお願いいたします。

オーテ株式会社でマネタイズグループ兼カスタマーサティスファクショングループマネージャーをしている目黒悠と申します。

大学生のときに保育士を目指して東京に上京し、保育の専門の大学に入学しましたが、アルバイトの経験をきっかけに一般就職の道を選択しました。株式会社アイモバイルに入社後、子会社のオーテでゲームアプリを運営をしています。

ー現在のお仕事について詳しく教えてください。

現在はユーザーの広告収益を最大化すること(マネタイズ)と、ユーザーの声を元にアプリ内の機能開発や改善をする仕事(カスタマーサティスファクション)を担当しています。

ーゲームアプリを運営する楽しさについて教えてください。

ユーザーの顔を実際に見れるところです。アプリを使用しているユーザーに自分達でインタビューを行って、ペルソナを作成し、そこから施策を出してアプリに反映させた経験があります。自分たちで考えて実施した施策をユーザーに直接届けることができ、その反応をリアルタイムで見れることにやりがいを感じます。

漠然とした不安がある大学生活

ー学生時代どんな学生生活を送っていましたか。

元々子供が好きだったので保育専門の4年生の大学に入学しました。

なんとなく自分はこのまま保育士の道に進むのかなという思いと、本当にこのまま自立して東京で保育士として働いていけるのだろうかという漠然とした不安がある大学生活でしたね。

ー18歳の時に考え方に変化があったとのことですが、具体的にどのような転機だったのでしょうか。

ほとんどの学生は資格を取り、保育士として働くのが自然な流れです。

ただ自分は、漠然とした将来の不安を払拭するために今しかできないことに挑戦してみようという気持ちが強くなりました。それと同時にもし保育士の道に進んだ場合、経験出来ない「会社」「組織」「営業」というものに興味を持ち始めました。

保育士のレールでは経験できない会社に勤めるということに興味が湧いた

ー20歳の時、未経験でコールセンターのアルバイトを始めてみていかがでしたか。

友達の紹介で始めた営業のコールセンターでのアルバイトでは、最初はがむしゃらに営業をしていました。ただ、がんばるだけでは成果は出ないと気付き、実践して結果が出ない場合はどこに改善点があるのかを考え、他の人の良いところを模倣し自分のものにしていったのです。

少しずつ自分にできることや、考えられる幅が増え、それに伴い結果も出るようになったことでやりがいを感じました。

ー営業の仕事を始めて変わった部分はありましたか。

他人に指摘された時やお客さんとのコミュニケーションがうまく行かない時、何かしらそう言われる自分に非があるだろうと考える習慣ができました。

「客観的に自分を見て、同じことを繰り返さない為に改善できる点を探し、納得できないことがあれば自分以外の人の意見を聞く」というサイクルは、今の社会人生活のベースになっているので、とてもよい経験だったなと思っています。

ーアルバイトとはいえチームリーダーの経験をされましたが、実際マネジメントを経験されてみていかがでしたか。

チームリーダーをする前は自分の結果のみを追い求めればよかったのですが、チームとして良い結果を生むために自分だけが頑張るのではなく、チームの人たちに頑張ってもらうためには自分がどう働きかけるのが正解なのかずっと分からずにいました。

時が経って思い返してみると、うまくいかない時、「メンバーがもっとちゃんと成果を出してくれたら」とメンバーのせいにしている事が多かったですが、自分が責任者としての役割を果たせていない結果だったと思います。

ー働いていく中で生きがいや、やりがいはありましたか。

自分にもできることがあるのだと気づけたことです。会社の組織に属する前は保育士になるという選択肢しかないと思っていました。しかし、働くうちに自分でも活躍できるポイントが必ずあるのだと気づけたんです。がんばればできることがあることは生きがいであり、やりがいでした。

そのため、当時は「もっと認められたい」や「もっとがんばれば周りから目立つのではないか?」という気持ちが強かったと思います。今まで想像もしなかった環境に飛び込んで、結果を積み重ねて行ったことで、自信が湧いてきました。