夢は常識のままに生きていてもかなわない。ITベンチャー企業営業、野田宙稔のこれからの働き方

せっかくならもっと自分のために生きたい

ー瀬その後就職活動をされたと思うのですが、野田さんの中ではどういう考えで動いていかれたのですか?

まず起業することが念頭にありました。起業すると営業力が必要かなと思い、営業職だけを見ていました。今後も伸びていくような市場でやりたいなと思っていたので、ITの営業職として入社しました。

当時は納得感を持って入社して、「よっしゃ、やってやるぞ」という気持ちでしたね。

ー瀬実際に入社されてみていかがでしたか?

いざ入ってみるとなかなか結果も出ず、営業職の難しさを実感しました。

会社に所属していると拘束時間が長く、プライベートな時間がなかなか確保できない。会社に所属すればお金は手に入るけれど、自由がないなと感じていました。

せっかく生きているなら会社のために生きるのではなく、もっと自分のために生きたい。そのためには、自分のやりたいことを優先させたいなと思ったんです。当時の環境を変えるために動き出すきっかけになりました。

そこからはスクールに入って、Webマーケティング系を勉強してみたり、勉強したことを実践してみたりしていました。スクールを卒業してからは、土日を使って本などで学びながら試行錯誤をしています。

ー瀬勉強していくなかで、影響を受けた方や本があれば教えてください。

尊敬している方は、勉強していくなかで出会った事業家さんです。その方は、「明日カンボジア行ってくるわ」「明日タイに行ってちょっと不動産見てくるわ」とフットワーク軽く行動しています。

行きたいところにすぐに行く行動力や、先を見据えて動く姿を尊敬しています。

ー瀬実際に海外での経験が、営業のお仕事にも活きているなと感じられることはありますか?

営業ってコミュニケーションが特に必要なので、人と話すことですね。海外に行く前は緊張して話せなかったので、そのまま日本で生きていたら営業職はできていないと思います。

海外に行ったことで制限が外れたというか、もっと話していいんだとか、コミュニケーションをもっととって良いんだとか。緊張が和らいで、話すことに自信が生まれたところに活きているのかなと思っています。

夢は国内外のリゾート地完全制覇

ー瀬今後はどのような行動に移す予定なのでしょうか?

3年後に会社を辞め、大好きな海外生活を堪能しつつ、仕事もする生活を思い描いています。それまでに経営基盤などの準備をして、5年後にはラクロスを盛り上げていきたいと考えています。

次の行動を決めるなかで、自分がかなえたいビジョンをかなえている人に聞きに行くのが早いと思っています。実際に、やっていることを真似し始めています。

ー瀬どのような事業を考えられているのでしょうか?

ラクロスが大好きなので、ラクロスを軸にした事業をやりたいと思っています。

ラクロスって名前は知っているかもしれないですけれど、どういうスポーツなのか、有名人がいるのかなど、知らない人が多いと思います。もっとラクロスのことを知れる環境を作っていきたいです。

もうひとつ考えているのは、ちびっこラクロス。小さいうちからラクロスに慣れ親しむ環境を作りたいなと考えています。大学1年生で始める人が多いのですが、小学生から始めるとラクロス全体のレベルアップにもつながるかなと考えています。

アメリカの子ども世代を見ると、アメフトからラクロスに競技人口が流れてきているみたいなんです。ロサンゼルスオリンピックで、ラクロスがオリンピック種目に選ばれるかもしれないという話も出てきています。

少しでもラクロスを発展させるためには、海外に進出していけば知名度も上がり、注目もされると思うんですよね。日本も負けないようにラクロスを広めていきたいです。

ー瀬今後挑戦してみたいことはありますか?

韓国へホームステイに行ったときに、言語が分からなくても心はつながれるという経験をしたので、アフリカなど貧しい国の子供たちと一緒にラクロスをしたいですね。ラクロスを一緒にプレーして、子供たちに元気を分けてあげたいなと思っています。

それから、国内外のリゾート地を完全制覇したいです。ホテルから見る海の景色や砂浜でたそがれる時間が好きなので、リゾートや世界にまだ知られていないような秘島を制覇していこうと考えています。

行き先だけを決めて、現地でおすすめの場所や食べ物を聞いて行きたいですね。

ー瀬最後に読者の方にメッセージをお願いします。

自分のやりたいことを優先したほうがいいと思います。会社を軸に考えて、会社に入ることが目的や目標になっている人が多いと思っています。

僕は会社を軸にするのではなく、もっと自分の夢ややりたいことをかなえるために動くほうが、おもしろいと感じています。

世の中では、就職して仕事に就くことが当たり前になっていますが、自分の生き方って自分で作っていったらいいことを同世代には伝えていきたいですね。

それぞれ身近な人たちに影響を受けて、自分の常識ができていると思います。そう考えたときに、周りと同じように常識で生きていたら、身近な人と同じような生活しかできない。常識のまま生きていても夢はかなわないと思うんです。

そうなると、必然的に非常識に動いていくしかない。まずは自分のなりたいビジョンをかなえている人を見つけて、その人を徹底的に真似をすることが大事だと思っています。真似から始めれば絶対かなうので、あとは行動に移していけばいいと思います。

ー瀬素敵なお話をありがとうございました!野田宙稔さんの今後のご活躍も応援しております!

取材:山本佳奈(Twitter
執筆:後藤ちあき(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter

`