挑戦の繰り返しで世界が広がる。Oh my teeth・西野誠の新しい歯科体験とは

Onlab21期にて最優秀賞とオーディエンス賞をW受賞

ーインターン後はどう過ごされましたか?

入社権利を得て、新卒で入社し2年間働きました。その会社で勤務しているときに、4万円で全国住み放題というクラウドファンディングを見つけました。

すぐに興味が湧き、支援第一号となる1年間のプランを購入。会社を辞めて家を解約しアドレスホッパーになりました。当時はアドレスホッパーの様子をYouTubeやSNSで発信することに夢中でした。

ーアドレスホッパーで生活しながら歯医者に通い、違和感を持ったとお聞きしましたが、なにがあったのでしょうか?

歯医者に通院するたびに、毎回同じレントゲン撮影があることに違和感を持ったのです。他にも、コンビニは全国にあって共通のポイントカードがあるのに、歯医者には共通の会員証がないと思いました。

世界はクラウド化が進んでいるのに、なぜ歯医者は共通の会員証がなく各々独立しているのだろうと疑問を持つようになりました。

ーその後はOnlabで優勝しています。どのような転機があったのでしょうか?

歯科矯正の話はアドレスホッパーをする前に共同創業者から伺っていました。違和感や疑問を感じ、より歯医者のビジネスをしたいと思うようになったのです。

スタートアップの登竜門と言われるOnlabに3回ほど参加し、ビジネスアイデアを出しました。しかし、プログラムに参加すらさせてもらえず、3回すべて不合格でした。

少しずつ実績が出てきたタイミングの4回目でプログラムに参加することができ、そこで優勝。歯医者の体験を変えたいと取り組んできたものが、ようやくビジネスとして認められたと実感しました。

新しい歯科体験をもっと身近に

ー現在のお仕事では多くのやりがいを感じていると思います。そのあたりはいかがでしょうか?

私は歯医者が苦手だったので、少しでも歯科体験を良くしたいと昔から思っていました。その想いが、ようやく歯科矯正の分野で変わりつつあるなと実感しています。

まだ理想には程遠いですが、現在は1万人以上の方が利用してくださり、新しい歯科体験と思ってくださる方が増えてきていると思います。

ー今後思い描いていることをお聞かせください。

新しい歯科体験をもっと身近にしていきたいと思っています。10倍100倍、1万倍とたくさんのOh my teethユーザーが増えるように努力していきたいです。

矯正以外にも、あらゆる歯科体験を変えていくために挑戦し続けたいと思っています。

ー最後にu-29を見てくださる方々にメッセージをお願いします。

私は今までの人生で、たくさんの失敗や挫折を経験してきました。それでも他人からの意見を素直に受け入れ改善し、挑戦を続けてきました。失敗してもまたやり直せるという気持ちを持つことで、挑戦のハードルも下がると思います

最後に、少しでもOh my teethの挑戦に興味をもった方は、ぜひご連絡をお待ちしております。自分の歯並び状態や噛み合わせが気になる方も少なくないと思います。

このメッセージを聞いてくださった方で、歯医者へ通うのが難しいけれど歯並びを整えたい人もぜひ一度、ご連絡いただけると嬉しいです。

ー本日はありがとうございました!

株式会社Oh my teeth

西野誠/Oh my teeth/Twitter

取材:岩津立樹(Twitter
執筆:吉川幸汰(Twitter
デザイン:高橋りえ(Twitter