迷ったら直感でワクワクするほうへ。複業クリエイター落合慶太の大切にしている価値観とは

「組織の中で自分が活躍できる場所を」表現することの素晴らしさ学んだ大学生時代

ーその後高校から大学生活に関してはいかがですか?

大学生活は現在の生活に関わる大事なターニングポイントです。大学入学時の新入生歓迎会で面白い先輩と出会ったことをきっかけに『よさこいサークル』に入りました。4年間の活動を通して現在の活動に繋がっている「自分を表現することの大切さ」を学びました。

今までやってきたスポーツとは違い、よさこいは踊って魅せるもの。その中で組織として各々役割があるのですが、自分は衣装制作の担当だったので振りが映えるようにデザインや生地、柄を考えました。自分の考えや思いを踊りにのせて表現できたことはよい経験です。

ー幼少期のサッカーと大学でのよさこいの関わり方、経験で得たものの違いを教えてください。

違いはあまりないですが大きな共通点があります。それは組織の中で自分は何をするのが最も力を発揮できるかを考え、得意のサポート力を活かせたことです。また、人と交流することが多く、出会いの大切さに気づけました。

大学では他の大学の学生と交流したり、祭りの運営者や観客など、いろいろな関係者がいる中で人のために尽くしたり。たくさんのことを学びました。

「楽しい脇道」を進んだら大きな道になっていた。カメラマンとしての第一歩

ー同時期に海外留学をされていますが、それはどのような体験でしたか?

大学2年生のときに半年間カナダのトロントへ語学留学へいきました。せっかく海外で生活するなら現地の自然や、風景を頭の中だけではなく写真に残したいという想いからカメラを購入。語学習得そっちのけで、現地で盛んなアート文化とカメラに没頭しました。

華やかな留学ではなく、サブのサブの目的に火がついた日々。本来の目的とは外れたものに楽しく取り組んだおかげで現在では仕事になっています。

ー本来の目的を外れて進むことについてどうお考えですか?

目的を1つに定めて突き進むのも大事ですが、進んでいく中で気付いた自分が活きる場に進んだほうが無理に努力するよりもうまくいく可能性が高いと考えています。

また、臨機応変に変化していくことで適応力も高くなりますし、思いがけないところに宝があることも。ビジョン通りに自分自身を強制させるのは自分には合っていませんでした。

ーその後就職して、本業に依存する不安が出てきたとお伺いしました。不安がでてきた理由を教えてください。

入社後1年が経ったタイミングでコロナが流行りました。世の中が変わり、自分も仕事に慣れてきたという変化のタイミングで、このままでいいのかという漠然とした不安が多くなりました。

会社に依存せず自分で収益を得る術をネットで調べて実践しましたが、時間の浪費が激しく、何より楽しくない。今まで大事にしてきた『ワクワク感』とは対照的で、会社に依存していいのか不安が募るばかりでした。